こんなクリスマスプレゼントが、子供の成長の芽を摘む

 

次に「お勧めしないもの・その2」について。

いわゆる「知育玩具」と呼ばれるものの一部も、お勧めできないプレゼントです。

手指を使い、頭を働かせて遊ぶ──というコンセプトは良いのですが、問題は「遊び方が決められている」ものが多いこと。

作った側が「ここは、こう動かす」「この部品をここにはめる」などと決めてあるものについて、その仕掛けを見抜いて正しく操作する…という遊びをさせるタイプの玩具は、お勧めしません。

もちろん子どもは逞しいので、そうした玩具でさえ自由に(無茶な使い方も含めて)遊びだします。

でも、多くの大人は

「そうじゃないよ」
「そんなことしちゃダメだよ」

と子どもを止めたくなってしまうもの。

そうやって、子どもが創造性を伸ばそうとする瞬間に芽を摘みたくなってしまうメカニズムが、そうした玩具には潜んでいます。

このタイプの玩具で育つのは「用意された正解を探す・見つける」能力。その能力が悪いとか不要だとか言うつもりはありません。ですが、小学校の6年間でイヤというほどトレーニングできるものでもあります。

せめて幼児期くらいは、あるいは家にいる時間くらいは、「自由な発想で楽しみを見出す」能力を伸ばしてあげたいもの。

代わりにお勧めするのは、子どもが使い方を自由に決められる玩具。シンプルな積み木が代表格ですね。

レゴなどのブロック類も良いのですが、一部の商品は特定の完成形が決められているので、それは避けましょう。どうしてもその「指定された完成形」を作ろうとする方向に意識が向けられてしまって創造性が発揮されにくいですし、だんだん面倒になって「パパ、作って~」になる可能性も高いですから(笑)。

その他にお勧めしたい物は、子ども本人が好きなもの。ミニカー・電車、人形・ぬいぐるみなども、子どもの発想で遊ぶことができます。子どもの大切な宝物・コレクションにもなります。

好きなものに関する図鑑・本などもお勧めです。動物・昆虫・恐竜が好きな子に、実物はプレゼントできませんからね (^_^;)

子どもへのプレゼント選びに、参考にしていただけたら嬉しいです!

image by: Shutterstock

 

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