芸人・バカリズムも実践!駆動を続けたまま「現実逃避」しよう

 

そういえば何年か前、お笑い芸人のバカリズムが、単独ライブの準備のための作業風景をUSTREAMで生配信している時がありました。バカリズムのライブは、6本とか8本とか、何本ものコントが披露されるのですが、どうやって作ってるんだろうと興味が湧いてきて、そのUSTREAMを見ていたことがあります。

すると、バカリズムはずっと何時間もノートパソコンに向かって入力を続けているだけで、全く他のことをやっていないのです。

すごい集中力だなあと思っていたんですが、何かの番組かインタビューで言っていたんですが、バカリズムはPCの中で脚本を何本も表示していて、1つの脚本に飽きたら次の脚本、そしてまた次と、コントごとに書き分けているんだそうです。

これも、今の作業をストップして他の作業をしても、結局はライブ全体の作業としては前に進んでいるから、駆動させたままの気分転換と言えます。

そして、「駆動は続ける」という現実逃避をやるには、もう1つコツがあって、それは「駆動をやめるという現実逃避をする人間とは付き合わない、ということです。

「まあ、パーッと忘れて飲みに行こうぜ!」
「息抜きも大切だよ。みんなでここに遊びに行こうぜ!」

みたいな誘いをしてくる人は、とてもやさしくて助かる存在のように思えますが、実際にはエンジンを止めに来ているわけですから、そういう人とは距離を置くようにします。

逆に、同じような「駆動は続ける」タイプの人なら、

「ちょっとこの作業はやめて、カフェにでも行って、別の角度で話し合わない?」
「そのヒントになるものが、あそこに展示されてたよ。行って見てみるか?」

と、仕事が進む気分転換を提案してくれます。そういう仲間がいると、百人力です。

「駆動は続ける」というタイプの現実逃避なら、仕事はなんとか前に進んでいきます。エンジンを切るタイプの現実逃避は、充電でも燃料補給でも何でもなくて、ただ空白期間を作って問題を先送りしたに過ぎません。

「駆動は続ける」という気分転換の方法を、自分なりに編み出しましょう。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
・「現実逃避」で、やってはいけないことは何か。自分の考えをノートに書く。
・「現実逃避」で、こういうことならばやってもいい、ということは何か。ノートに併記する。

 image by: Shutterstock

 
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