教育者が説く、習い事で子どもの「自己肯定感」をアップさせる方法

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みなさんは、お子さんに「習い事を辞めたい」と言われた時、どのように対応していますか? 半ば強制的にでも続けさせるべきなのか、それともすぐに辞めさせるべきなのか…悩みどころですよね。「メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんは、子どもが大人になった時に「習い事は楽しかった」という思い出にしてあげることが重要だと説いています。

習いごとをやめたい子どものやる気をアップさせたい

shitumon (1)「小5の息子が習いごとのピアノをやめたがっています。理由はわかりません。やる気がなくなってしまったように見えます。親としては、せっかく上手になってきているし、続けていればオーケストラでのピアノソロも経験できる教室なので、せめて小学校を卒業するまでは続けさせたいです。やる気を復活させ、続けるにはどうしたらいいでしょう?

(小5男子、中2女子のお母様)

 

家庭教育アドバイザー 柳川由紀さんの回答 

習いごとの中でも特に、楽器系は家での練習が欠かせませんから、やる気がなくなってしまうと、辞めたくなりがちですね。再びやる気を持てるように寄り添い方に工夫しましょう。

1.辞めたい理由を聞く

習いごとを辞めたいと言うからにはそれなりの理由があります。

例えば、先生やお友達と合わない、興味を失くした、時間が取れないなどさまざまでしょう。

まずはじっくりと、なぜ辞めたいのかを口を挟まずに聞いてあげましょう

やる気を失くした原因が、先生やお友達と合わない、時間が取れないというものならば、先生やクラスを変えてもらったり、時間を調整したりして障害を無くしましょう。

2.成果を実感させる

これまでの成果を子どもに実感させることです。

発表会の写真やビデオを一緒に見ると、成長の度合いを目の当たりにできます。自分はこんなにできるようになったんだ、と自信を取り戻すでしょう。自信がつくと、自己肯定感がアップしやる気に繋がります。

3.無理強いしない

辞めたい原因が、先生や友達などの環境にあるのではなく、習いごと自体に興味を持てなくなってしまったのならば、無理強いせずに、潔く辞めましょう

家庭教育アドバイス…習いごとを始める前にゴールをイメージしておく

習い事を始めるときに、「どういう状態になったらやめるかということまで決めておくといいですよ。

明確なルールではなくてもOK!「何年生までやる」とか「いついつの発表会まで頑張る」と本人が決めて、その時が来たら、続けるかやめるかをその時点でまた判断するのです。

そうすれば、「いやいや続ける」ことも、あるいは、気持ちが落ち込んだときに「やめる」と言いだすことも少なくなるでしょう。

ただし、注意することが一つあります。

もし、イメージしたゴールまで届かないうちにやめたくなったとき、「○年生までやるって言ったでしょ!」「発表会まで頑張るって言ったのはあなたよ!」などと子どもを責めることはやめましょう

たとえ子ども自身が決めたこととはいえ、気持ちが変わることだってあります

大人でもそうですよね。ですから、自分の言葉に縛られていやいや続けても成長できるどころかストレスがたまり、心が折れるだけです。

一方で、気持ちが変わったからすぐに辞める、というのでは辞め癖諦め癖がついてしまいます。

続けることの大切さも必要ですから、親としては気長にサポートすることです。

子どもの将来を思うのであれば、は子どもが本当に自ら行動して楽しめるような環境を整えることです。

素地を作っておけば、後は適齢期になったときの努力次第なのですから。

大人になって振り返ったとき、「習いごとは楽しかった」と思えるようにしたいものですね。

image by: Shutterstock

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子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。
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