お手伝いも貯金も好きになる!一石二鳥な「お小遣い帳」の使い方

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子どもにきちんとした金銭感覚を身につけさせたいと思っても、一体どうしたらいいのかわからないという方が大半ではないでしょうか? そんな親御さんにぜひお読みいただきたいのが、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で紹介されている、お小遣い帳を使ったアイディア。ただ記録するだけではなかなか続かないお小遣い帳、一体どのように使うのでしょうか?

小遣い帳をつけるなら

さて、本日は子供の嫌いな記録のお話。春になって、ひとつづつ進級すると、子供が言い出すもの、「お小遣いも上げて!」ではないでしょうか(笑)。私も言った覚えがあります。ま、軽く却下されましたが。

お小遣いは

  • 小学生が1,000円
  • 中学生が2,500円
  • 高校生が5,000円

というのが一番多い金額だそうです。都会とイナカでは、金額の威力が違うでしょうが、まあ、こんなモンという気がしますね。

これに伴ってオトナがやらせたがるのが「小遣い帳をつける」です。親側の気持ちとしては

  • お金の出入りを意識させたい
  • 無駄遣いをなくしたい
  • 計画的に使ってほしい

…というところだと思います。私もやらされた覚えがあります。つまんなくってすぐ止めたけど(苦笑)。だって、入ってくるのは月に1回だけなのに、出て行くのは月に何度もあってお金がドンドン減っていくのを見るだけになるのがイヤだったんだもん。まあ、会社員の銀行通帳も大して変わらないものなんだと知ったのはオトナになって働き始めたアトでした(^^;

え~と、私の話は置いといてですね。ここで改めて考えたいのは「小遣い帳を付けることで金銭感覚が育つのか?」ということです。子供の小遣い帳は、基本的には「使ったことしか記録されない」ですよね。私がすぐに飽きちゃった小遣い帳と同じように。これが実にイマイチな…いやイマサンなやり方だと思うんです。過去に使っちゃった実績だけ書いて、金銭感覚が育つでしょうか。この話の根底にあるのは、親側の育てたい「金銭感覚」の定義の曖昧さにあると思うのです。

お金の出入りを意識してほしいというなら、出入りは原則複数回あった方がいいはずです。月極のお小遣い以外に手伝いをしたら500円とかお金の入ってくるミチがないとお金の出入りなんて意識できませんよ。1回しか入ってこず、あとは減るだけになってしまうと、お金を使うことに罪悪感や嫌悪感が沸くだけですもん。

また、計画的に使わせるためには、ちょっとお高めのおもちゃとかディズニーランドに行くときのお小遣いとか「目標を決めさせてそこに毎月積み立てさせる」くらいはやらせましょう。未来に使うお金を意識することを「計画的」と言うんですよ。現在の出入りだけを記録させたって、計画性なんか育ちませんよ。

そして、この定義もお子さんの年齢や成長度合いによって、柔軟に変えていきましょう。小学校低学年と中学生とでは、ハナシが違うはずですから。

お小遣い帳で金銭感覚を養わせたいなら、是非「金銭感覚の定義を明確に。その上でお小遣い帳をつけさせてみてください。

image by: Shutterstock

 

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
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