話題の「民泊」で本当に儲かるのは誰?そこにビジネスのヒントがある

 

私が面倒だなと感じたのは、コストと手間暇がかかる点です。

たとえば、

  • 家具・電化製品一式の設置
  • 問い合わせへの対応(外国人の場合は英語)
  • カギの受け渡し
  • 清掃・ゴミ捨て・クリーニング
  • 汚損・破損
  • 水道光熱費の無駄遣い
  • 利用案内・マニュアルの作成(日本語・外国語)

など・・・とはいえ昨今は代行業者がありますから、お金さえ払えばやってもらえる。しかし業者の乱立で料金・クオリティに差が大きいようです。また、部屋掃除も1回3,500円から5千円ほどと、結構ランニングコストがかかりますね。

うまくいっている人は次のような運営をしているようです。

・立地条件が良い

・特徴作りがうまい(コミック読み放題などユニークなテーマやインテリア、おもてなし・体験・交流などの特典)

・それを裏付ける個性的なトップページ写真とキャッチコピー

・好レビューを増やす

・時期に応じた柔軟な価格変更

・代行業者を使うところ、自分でやるところを分け、コストダウン

・連泊需要を取り込むことで、頻度を減らせる

・1棟物件で旅館業許可を取得し、ウイークリーマンションも併用

通常の賃貸経営と違い、収益力を上げるにはそれなりの労力や工夫が必要ということですね。
当然と言えば当然ですが。。

で、代行業者を検索していて感じたのですが、今後儲かるのは代行業やコンサルタント業だろうなと思いました。

たとえばゴールドラッシュ時代に儲かったのは、ツルハシ・シャベル業者や作業着メーカーだったように、やる人ではなくやろうとする人を支援するビジネスです。

儲かるといってもワンルーム1部屋や2部屋では限界があり、民泊をやめるときには家具備品の処分も必要で、いろいろ手間をかけるのは面倒なので、私はあまり食指が動きませんね・・・。

それに戸建てであれば、シェアハウスの方が良いなと感じます。

いずれにせよ私はそもそも賃貸経営がやりたいわけでなく、自由になりたいだけなので、やはりできる限りフリーハンドでできる運用が好みです。

image by: Shutterstock

 

午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門

著者/午堂登紀雄
フリー・キャピタリストとは、時代を洞察し、自分の労働力や居住地に依存しないマルチな収入源を作り、国家や企業のリスクからフリーとなった人です。どんな状況でも自分と家族を守れる、頭の使い方・考え方・具体的方法論を紹介。
<<無料サンプルはこちら>>

print
いま読まれてます

  • 話題の「民泊」で本当に儲かるのは誰?そこにビジネスのヒントがある
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け