「できません」一点ばりの部下が自発的に動き始める、魔法の質問

 

さらに、部下や後輩の指導をするときにも有効です。指導の際、部下や後輩が、「分かりません」「できません」といってきたら、「分からなければどうすればいい?」「できなければ、できるようにするためにまずできることは?」と、行動を促すように尋ねてあげるのです。

あくまで自ら行動を起こしてもらうように聞き返すのがコツで、「分からなければ、いついつまでに調べなさい」「できなければ、できるように努力しなさい」と命令系で伝えないことが重要です。なぜなら、命令系だと相手は「やらされてる感」が意識が芽生えてしまい成長の妨げになり、逆効果になる可能性があるからです。命令や指示は教育ではありません。したがって、自ら行動を起こしてもらうように聞き返しましょう。

このように、行動へ繋げる、あるいは、促進させる一言を添えるだけで、分からないことや、できないこと、忘れてしまったことをそのまま放っておかず、前へ進んで行動しよう、という意識が根づいてきます。それこそが行動力を促進させる秘訣であり自主性責任感を高めるコツでもあるのです。

「うちのスタッフは自主性だったり、行動力に欠けるな」と感じていれば、言葉に少し工夫をしてみるといいでしょう。10のことを一気に10させようではなく、10の内の0.1でも今すぐやってみようという意識をもつ方が断然成長していきます。

■今日のまとめ

『分からない、できない、をそのままにするのは恥ずかしい。』

  • 分からないこと、知らないことに、できないことに当たった時、そのままにせず、瞬時に前に進むには普段からどのような準備が必要か? 考えノートに書きだす。
  • 「できません。」「無理です。」と返してくる部下や後輩にどのような工夫をして指導すればいいか?考えノートに書きだす。

image by: Shutterstock

 

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