声に出して言いたい、ピンチをチャンスに変える「魔法の4文字」

 

「せっかく」という言葉を出すとわかりますが、このあとに続くのは「せっかく○○なのだから…」となります。そして、「○○なのだから…」のあとには、「こうしよう」という言葉が続いてきます。つまり、「せっかく」という言葉を発することによって、最後は建設的で前向きな表現になるということです。

たとえば、「せっかくこんなにも酷い状況に陥ったんだから、この際、思い切ったことをしよう」とか、「せっかく給料も払えない状況なんだから、それでも俺についてきてくれるスタッフがいるならば一生守ってやろう」。少々強引で日本語的におかしくなるかも知れませんが、ピンチになったときにこそ言葉を選び口に出してみましょう。

これが「せっかく」ではなくて「やっぱり」とか「どうせ」とか「なんで?」という言葉を使っているとピンチから脱することはありません。これは自分以外、他人に対しても同じです。

たとえば、同僚がミスをして酷く落ち込んでいるとします。励ますにも色々あるでしょうが、「せっかくミスしたんだったら、この際、もう同じミスを二度としないようにするにはどうすりゃいいか考えることができるはず。いい機会だよ」って伝えるのと、

「なんでミスをしてしまったんだ?」
「やっぱりミスをしたのか。」
「どうせミスをするに決まっている。」

「なんで」「やっぱり」「どうせ」を頭に使ってしまうのとでは全然違います。「なんで」「やっぱり」「どうせ」は、悪気はなくても相手をさらに追い込んでしまいます。他人のピンチにも「せっかく」という言葉を使いチャンスに変えてあげるようにしてみましょう。

また、「せっかく」という言葉は、「せっかく○○なのだから」「せっかく○○してくれたのだから」と感謝を感じることのできる言葉でもありますので、ピンチのときに「せっかく」を使うことでピンチという状況にも感謝することができます。ピンチを感謝することができれば、自ずとチャンスは見えてくる、そういうものです。

ということで、ピンチの時には「せっかく」という言葉を発してみましょう。そのとき、ようやくピンチがチャンスに変わります。

■今日のまとめ

『ピンチのときには「せっかく」という言葉を使う。』

  • 現在、未決の問題や課題をノートに列挙する。
  • 列挙したことに対して「せっかく」という言葉を使い、その問題や課題を与えられている意味を考える。
  • 上記を踏まえ、問題や課題を解決するためにやるべきことを考えノートに書き出す。

image by: Shutterstock

 

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