不登校問題が日常になった今「教育現場」はどうなっているのか?

 

まぐまぐ:突然我が子が「明日から学校に行かない」と言い出した場合、まずどのように働きかけるとよいのでしょうか。

「突然登校しないことはありません。必ず前兆があります。それを見つけたら、シャワーのようなコンプリメントをします。子どもの話をよく聞いてあげて「共感」と「そっと見守る」とコンプリメントです」。

まぐまぐ:すでに不登校状態の子をなるべく傷付けずに学校へ送り出すコツや過去の事例はありますか。

「コンプリメントトレーニングは、子どものしたこと」「できたことや子どものよさを気付かせるだけですので、傷つけることなんてありません。これが自信の水となるのです。簡単に言えば「誉めて育てる」と言う感じでしょうか、実際は誉めるのでなく「良さに気付かせる」ことですが。前著と新刊、アマゾン等の拙著のレビューも参考にお読みください」。

まぐまぐ:「不登校を解決する」以前に、「不登校にさせないために心がけるべきことは何かありますでしょうか。

「コンプリメントを日常会話のようにして、常に子どもの心を自信の水で満たせておけば大丈夫です。「心のコップを育てる」ことを意識して下さい。

しっかりと子どもを観察し、初期の方は子どもの「したこと・できたこと」をたくさん見つけてコンプリメント。1日6個以上が毎日できるようになると、子どものリソースをたくさん見つけて気付かせます。これが子どもを支える柱であり、新刊の子どもを新しく創り出す粘土(新刊三章)となります。初期の「したこと・できたこと」にリソースをプラスしていくのです。

そして、親子の会話で将来の方向付け(新刊三章)をしていきます。これが身体症状・子育てコンプリメントの基礎基本です。初期の「したこと・できたこと」は親子の信頼関係の再構築を目指していきます。トレーニングの日数と共にそれぞれの学年にあった「できたこと・したこと」にしていくのがポイントです。中味・言い方・言う時と場の工夫が大切です。

身体症状のコンプリメントトレーニングでは、この親子の信頼関係の再構築に時間がかかります。早くて20日から30日が平均です。相当長い期間が必要な場合もあります。

子育てトレーニングでは、この親子の信頼関係の再構築は2、3日でできていきます親を信頼するコンプリメントの反応が出るのです。コンプリメントもしたこと・できたことが具体的で分かりやすのです。ですから、一つ一つのコンプリメントが子どもの心にヒットするのです。

1、2か月の身体症状のコンプリメントトレーニングが2、3日でできるのです。これには驚きます。身体症状のトレーニングをしていると兄弟の方が反応が良いことが多々ありますが、それと同じなのです。子どもの成長にとって親子の信頼関係がいかに大切であるかを実感しました。どちらにしても、身体症状も子育ても、同じような変化を続けて順当な成長に戻っていくことが分かってきました。

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