六本木の人気公認会計士が今も「メルマガ配信」にこだわる理由

 

この文章にも見られますが、僕は監査にしがみ付く公認会計士嫌いで、「一人前になっても監査法人にしがみ付くのは恥ずかしいことだ」と考えていました。監査法人のパートナーという職階は「監査以外の新しい領域の仕事務まらなかった人消去法で至るポストである」という認識でした。

震災があっても仕事を続ける人々と、早々に切り上げて自宅待機している人々。後者の方がたくさんテレビ等で悲惨な映像や被災者の境遇を得ているはずなのに、義援金すら少ない。

本来は公共性が高い業務であるべきはずが、公共心が少なく保身的な人物により営まれていることに対して強く反発心を持っていました。

独占業務既得権だということを改めて思ったんですよね。

メルマガを始めた初心

この直後、僕の不徳の致すところでブログに書いた正直な内容が一部の人を不快にして、匿名掲示板で炎上に近い状態になりました。

ブログの内容はコピペされて一人歩きしている。著者の意図を外れて、一部の人には他人を批判するための材料に使われている。

そのため、ブログはamebloで相互承認した人間しか見れない限定記事として、アクセスを落として閉じたコミュニティーを作り続けるつもりでした。

しかし、ミクシー以外のSNSが発達していなかった当時、見ず知らずのブログ読者からの相互承認が殺到。機能不全に陥りました。

そこで開始したのがメルマガなんです。

僕の考えとしては、ブログの読者が2000人~3000人くらいはいるとして、そのうち2%~3%の課金で月2万~3万円くらいの収入になれば、これをまとめて震災の義援金にでもできれば成功で、1年くらいで辞めるつもりでした。

ところが、メルマガは開始してみると読者数がどんどん増加していき、きちんと確定申告しなければならない程の売上を出すようになってしまいました。

1年後に独立後、それまで得た収益の残りを赤十字に義援金として入金して、その後、メルマガを辞めようか悩みましたが仕切り直して続けていくことにしました。

メルマガが必ずしも本業の負担にならずに、プラスになりつつあることを独立して強く感じ始めていたからなんだと思います。

print
いま読まれてます

  • 六本木の人気公認会計士が今も「メルマガ配信」にこだわる理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け