六本木の人気公認会計士が今も「メルマガ配信」にこだわる理由

 

「表のプロ」と「裏の太郎」の関係

ブログ時代、常に文章を書いて人に見てもらうことでスキルアップして、実務で長い作文が上手になっていたWin-Win関係は今も続いています。

メルマガ時代の今は「表のプロ」の活動が停滞していると「裏の太郎」は面白い文章が書けない関係にあります。

ブログは毎週書かなければならない。お金を払ってもらっている以上は責務がある。僕は「読者の債務者」であることをいつも意識しています。

その立場の太郎は、表の僕ネタを集めるよう要求します。

もちろん表の僕は面白そうな人を見つけるとアポをとり、面白そうな仕事を見つけると引き受け、業界団体や監査法人の集まりにも顔を出します。

副次的に、それらの活動はいつも僕に成長の機会や仕事の受注機会を与えてくれます。

読者に日頃、情報が集まる仕組みを持つことが大切だということを説いてきました。僕にとり、メルマガ毎週書かなければならないこと自体がそうした仕組みの一部となっているのです。

僕のメルマガの実態

現在のメルマガの読者数は400人~500人くらい。過去のバックナンバーも好評で、新読者が入ってくる時期にはまとまった数が出ているようです。

有名メルマガの規模に比べればまったく少ないですが、1万人の受験生と1万人の新人や若手会計士に向けたマーケットを考えれば、当初の意図を大きく超えて支持していただいています。

あらゆる成果は努力の賜物です。

ブログを書き始めた当初は、それがどのように結実するかはまったくわかりませんでしたし、今も分からないまま続けている面があります。

しかし、いま過去5年間を振り返ってみると、点と点の努力が次に繋がり、線となっていたと認識することができるというのは、まさに自由な士業である公認会計士キャリア体現するものだと思っています。

大切なことは、知力でも体力でも、そして流行のコミュニケーション能力でもなく、努力を続ける才に尽きるのだと思います。それを僕は身をもって読者に知らせたい。

いかなる方向性であって先が見えなくても、努力が継続していればそれは点と点が繋がり線になるスティーブ・ジョブズが言っていたとおりです。

公認会計士試験に合格した人は、試験でそのエッセンスを学んできたはずです。その時の努力を継続すれば大抵の者にはなれて、それを世間の人は「成功」とか「勝ち組」と評価します。

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