北杜市いじめ事件で被害者を貶める、地元新聞の「忠犬」ぶり

 

阿部 「市教委の担当者とは連絡は取り合っているのですか?」

家族 「メールや電話で連絡はあります。携帯の番号も知っているので、直接かかってくることもありますが、仕事中や運転中などそういう場合は出られません」

阿部 「当然ですが、伝えるだけならメールでも十分ですよね?そういうものもなかった?」

家族 「ありません」

阿部 「でも13日には動きがありましたよね?それをお聞きしたいのですが」

家族 「はい、13日の日中突然北杜市の井出部長鈴木指導監小澤指導主事と他市教委の誰か2人が自宅を訪ねてきました。当然、私達が仕事をしている時間帯です」

阿部 「アポなし訪問はこの場合、あり得ない方法ですね。そもそも社会人としてもちょっと自分の時間すら無駄にしていることの証明みたいなものですから。対応したのは、おじいちゃん?」

家族 「そうです。そこで、第三者委員会のことや今後のことを話し合いたいと言われました。ですが、一人で対応するのは良くても、決断はできませんから、ちゃんとメールなり電話をして日時を決めてやりましょうということにしてお引き取りいただきました」

阿部 「よくあるのですが、第三者委員会も教育委員会の事務局も人が働いているということを理解していないのではないかという動きをしますね。平日の昼間に突然訪問してきたり、呼び出そうとしたり、教員もそういう人がいますが、それに応じないと、問題に対して真剣味がないという話をしてくる。それは、子供を人質に取って、仕事と子供どっちが大事?という究極の選択をさせようとしているに近い悪行だとしようとする。それで、出た記事がこれですか?

第三者委の氏名家族に開示意向
いじめ問題で北杜市教委

 

北杜市内の中学校に通う女子生徒がいじめ被害を訴えた問題で、市教委は15日、第三者委員会の委員名を開示することなど伝える文書を家族宛に発送した。市教委によると、文書では、家族の要望などに基づき、市内在住の人権擁護委員と民生委員の3名を外し、市外在住者に限定したことを説明。家族が公表するように求めていた委員名についても、家族に限り、閲覧を認めることを知らせている。

(中略)

13日に担当者が生徒宅を訪れたが、家族に伝えられなかったことから、文書を配達証明付きの郵便で発送することとした。

(山梨日日新聞 2018年11月16日)>

家族 「ええ、そうです。これじゃ、まるで、私たちが何かの妨害をしているように感じます」

阿部 「私もそう受け取りました。何かの意図があるのか?第三者委員会をやるのに被害家族側には不都合があるように読み取れてしまう

家族 「かなりショックでした。ああ、こうやって悪者にされいくんだろうなと」

阿部 「以前、私はジャーナリストの上杉隆さんの『ニューズオプエド』という番組に出演したとき、記者クラブなどがあるとそこと権力側がくっ付く、記者は情報が欲しい。権力側は世論の情報源であるメディアの声を変えたいとなって、真実を伝えようとすると排除されるという内容を聞きました。まさに、そう言うことなのかな?ですから、これはちょっとやり過ぎでしょ?ちゃんと被害家族にも取材しようよって思いましたね。こんなこと言うと、私も叩かれそうですが」

家族 「そうならないで欲しいと思っています。信じたいという気持ちはあります」

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