モノが売れない時代に「売れ続けるヒット商品」共通の特徴は?

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飽食の時代であり、かつモノが売れない時代にも突入していると言われる日本ですが、見方を変えれば、生命源としての食料品は毎日かならず何かしらが売れていることは確実とも言えます。今回の無料メルマガ『食品工場の工場長の仕事』では著者で食品安全のプロである川岸博和さんが、パック卵のように頻繁に購入される食品に対して「固定ファン」を増やす重要性を、既にコアなファンを獲得済のアップル社の事例を引きながら解説しています。

従業員が商品に惚れ込めば

物が売れない時代と言われてから10年以上が過ぎています。物が売れない、でもほしいものが無い、買いたい物が無いとも言われています。

その中でも食品は毎日必ず売れていきます。たとえば、パック卵で考えて見ます。週末スーパーに買い物に行く方のほとんどの方がパック卵を買われます

パック卵は家のそばのコンビニでも売られています。もし、コンビニの店員の方が自分のお店で売っているパック卵の品質に惚れ込んだとします。卵について同僚に語り、ネット情報で書き、お客様にも伝えていたとします。

コンビニでパック卵は多くても一店舗10パック程度しか売れません。しかし、割れやすい卵、重たい牛乳、焼きたてほど美味しい食パンなどは、近くのコンビニの方が本来買いやすい商品です。安ければ多少遠いお店でもいいと言うお客様もいますが、値段と品質の妥当性で買われるお客様も多い物です。

いい商品であれば、働いている従業員の方がまず買いたいと思うはずなのです。コンビニには、一日20名程度の方が働いているはずです。毎日で無くても週に数回、自分のお店でパック卵を買われればコンビニとしては素晴らしい売り上げになるはずです。

工場の商品が売れないと言っている方、商品が売れないと言っている販売店の方、あなたの周りで働いている方が自分のところで製造している商品、販売している商品に対して不信感を持っているから売れないのではないですか?

働いている従業員の方が自分で買いたいと思える商品作りを進める事が、売り上げを伸ばすヒントになると思います。

ネット情報で素晴らしい商品を知り「どんなところで造っているか見てみたい」と思ったお客様が製造現場に来られたとき失望させない製造管理が出来ていますか。

古い工場でも京都のお寺のように磨き込まれていればお客様は清潔感を感じるのです。「磨き込まれた製造現場」、「コミュニケーションの出来る従業員」これが売り上げを上げるキーワードだと思っています。

信奉者を増やす事

従業員の方が、「私の工場の商品はこういう風に作られています」、「こんな原料を使用しています」とネット情報で書かれたらどのように対応しますか。私はいいことも悪いこともネット情報として従業員の方が公開してもいいと思っています。

但し、悪意を持った方が、操作した情報をネット情報として流す事だけは注意が必要です。コンピューターのマックショップ、アップルストアに行き店員さんにアップル製品の質問をするとどなたに聞いても丁寧に答えてくれます。アップルストアは、店内が綺麗すぎて初めは敷居が高いのですが、一度店員さんに声をかけることで、悩んでいる事すべてが解決出来ます。アップルストアの店員さんは、アップルの商品に惚れ込んでいる方々の集まりなのかもしれません。

あなたの工場の製品に惚れ込んでネット情報を流していただける従業員は、まさしく信奉者と言えるのかもしれません。あなたの工場の製品に惚れ込んで自発的にネット情報で宣伝をしてくれているのです。

image by: Shutterstock.com

河岸宏和(食品安全教育研究所 代表)この著者の記事一覧

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【著者】 河岸宏和(食品安全教育研究所 代表) 【発行周期】 ほぼ 週末刊

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