愛犬家、愛猫家にとって、常についてまわる「うんち」の問題ですが、ふと気づくと「うちの子2、3日うんちをしていないかも?」なんてことはありませんか?そう、犬や猫にも便秘はあるんです。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生が、犬や猫の便秘について、症状や予防法を解説。さらに、もっと怖い病気になったりすでに病気がある可能性も指摘して、たかが便秘と油断してはいけないと注意を促しています。
犬、猫の便秘には危険が潜んでいる!家庭でできる予防
犬や猫も便秘になる事はあります。実は、便秘は身体のバロメーターとも言われています。便秘の原因はストレスや運動不足、水分不足など色々考えられます。しかし、たかが便秘と思わないでください。実は、身体の危険が潜んでいるのです。今週は便秘のお話です。
(1)便秘と言われる期間は?
人間の場合は、食事の回数分1日に3度が理想と言われています。通常、1日1回の人が多いのではないでしょうか?犬や猫の場合、平均1日に2回程度。
もし、愛犬や愛猫が2日間、便が出ていない場合には「便秘」だと言えます。さらに、出てはいるけれど、固い、コロコロしたウサギの糞のようになっている場合も便秘気味であるとは言えます。
(2)便秘を予防するには?
まずは、腸内環境が整う事が大切です。腸内環境が整っている状態ならば腸内の善玉菌が消化や煽動を助けてくれます。善玉菌に栄養を届けるためには、大腸にまで届くオリゴ糖や乳酸菌・ビフィズス菌が有効です。
最近では、犬、猫専用の整腸目的のサプリメントも多く市販されています。人間用のヨーグルトなどを食べさせてしまう飼い主さんを耳にしますがお勧めできません。ヨーグルトもペット用のものが売られていますので獣医さんと相談の上、あげてください。
まとめ
便秘が悪化すると、腸ねん転になる可能性や、そもそもが、腸にポリープなどがある場合もあるのです。だかが便秘と思わずに、病気ではないかということも疑ってください。
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