あおり、反社、電凸、カスハラ…新語BEST10は社会の「負ワード」

2019.12.05
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by MAG2 NEWS編集部 HY
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株式会社三省堂が、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2019』」選考発表会を実施し、2019年を代表・象徴する新語ベスト10を発表しました。

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「今年の新語」とは、あくまで「今年特に広まったと感じられる新語」ということで、必ずしも「今年生まれたことば」ではありません。その中から、特定のジャンルやコミュニティーに偏らないよう、使用者層や使用域の広がりと使用頻度の高さを考慮しつつ、来年以降も使われてゆくであろう日本語を、辞書を編むエキスパートが慎重に選定。つまり、辞書に載ってもおかしくない新語をバランス良く認定するのが「今年の新語」です。

ベスト10に選出されたことばには、実際の編者が腕をふるって国語辞典としての言葉の解説(語釈)が書かれます。今回は、この新語ベスト10に対する辞書編集部の解説(語釈)を紹介。

シャープな語釈でことばの本質をとらえる『新明解国語辞典』、シンプルな語釈で要するに何かがわかる『三省堂国語辞典』、高校生の自習を強力に支援する『三省堂現代新国語辞典』、いまの日本語を映し出す[国語]+[百科]辞典の『大辞林』。それぞれの編集方針で異なる語釈の切り口と面白さも見どころです。

大賞:「―ペイ」

ペイ (造語)〔←payment〕スマートフォンにインストールしたアプリを使い、キャッシュレスで支払いを行うサービス。経済産業省が進めようとしているキャッシュレス決済に伴い、さまざまな支払方法が広まっている。キャッシュバックキャンペーンやポイント還元、軽減税率などを有利にする方法として用いられている。〔消費税の一〇パーセントへの引き上げに際し、現金を使用しないことで、増税の実感を少しでも減らすための方法として広めた仕組みとも考えられる〕

『新明解国語辞典』編集部執筆

ペイ〔pay〕[一] (名)報酬(ホウシュウ)。賃金。「―は八千円だ」[二](名・自他サ)①割に あうこと。もうかること。「―しない仕事」②しはらうこと。[三](造語)〔—ペイ〕スマートフォン決済の名前に使う ことば。

『三省堂国語辞典』飯間浩明先生執筆

ペイ〈造語〉[←payment]「ペイメント」の略。現金を用いない、スマートフォンなどによる電子マネー決済。[「…ペイ」のように、固有の電子決済名として用いられることが多い]

『三省堂現代新国語辞典』小野正弘先生執筆

ペイ [1]〔ペイメントの略〕他の語に付いて、電子決済のサービス名称を作る語。「ペイ―」「グーグル―」〔特に、近年広がったモバイル決済サービスで多く使われる〕

『大辞林』編集部執筆

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