限られた人材を大きな戦力に育てるため浸透させるべき7つの意識

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仕事や人生においてはただ言われたことをこなすだけでなく、モチベーションなど現場で共通とされる「意識」を把握することが成長する重要なポイントになるようです。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』では著者の石丸智信さんが、「自立型ビジネスマンを育てる7つのポイント」を紹介しています。

どんな意識を持って業務に取り組むか

新卒採用など、新たに人財を採用するに当たって、その人財に対して、どのような意識を持ってもらいたいと考えているでしょうか。また、若手社員を中心として、業務に取り組むに当たって、どのような意識を持ってもらいたいと考えているでしょうか。きっと、様々な考えがあると思います。本号では、以前学んだ自立した社会人になる上で、持つべき意識を踏まえて考察したいと思います。

学んだ中では、自立した社会人として持つべき意識として6つ挙げられていました。

1.顧客意識

顧客(お客)意識とは、顧客お客の立場、目線に立って、物事を捉えて考えようという意識です。ビジネスに限らず、社会貢献活動などにおいても、必ずと言っていいほど、何らかのかたちで、顧客(お客)と言える相手は存在します。

自分のアイデア、企画を先行させていっても、いずれは、顧客お客様の要望、欲求などといったものに応えていくものでなければ、そのアイデア、企画は受け入れてもらえないでしょうね。

やはり、顧客お客を意識した考えや行動が必要になってくるのでしょうね。

2.目的・目標意識

社会人として携わる業務などには目的と目標があり、それを達成させるためのプロセスを明確にすることが必要となります。ただ漠然と与えられた指示通りに行動するだけではなく、「なぜ、それをやるのか?」などと自分の中で目的や目標を考えて明確にすることが大切です。

そして、その目的や目標を達成するためには、「どのような行動、実践が必要か?」と考えて、過程を明らかにして、行動、実践へとつなげていくことが求められるでしょうね。

3.品質意識

品質意識というのは、仕事に携わる上で、どのようにしたら質の高い仕事ができるかということを常に考えることです。社会人になる前には、なかなか品質のことを考えて行動することは少ないですね。

自立・自律型人財として成長するためには、相手の視点に立った質の高い価値を付加していくという意識を持つことが大切になるのでしょうね。

4.改善意識

改善意識とは、現状に満足することなく、今よりももっと良くする方法などはないか、という意識を持つことです。

「この方法しか考えられない」
「今までこの方法でやってきたから」

などと言って、現状に満足してしまうと、改善意識を持つことはできませんね。

また、最初から、大きなことを変えなければいけないという意識があると、なかなか考えることが難しいので、どんな小さなことでも工夫して改善していこうという意識が大切だと言えるのではないでしょうか。

5.納期(時間)意識

納期(時間)意識というのは、仕事には、いつまでに達成させるのかといった期限があるので、その期限となる時間を守るということです。また、自ら事を起こす時には、自らが期限を設定し、それを守るという意識も大事になります。

時間を守るということは、子どもの頃からよく言われていることなので、簡単なことだと思われるかもしれませんね。しかし、ちょっとした油断から納期(時間)を守らなかったことから、今まで築き上げた信用、信頼をすべて失ってしまうこともあります。

基本的なことのようですが、非常に大事な意識だと思います。

6.協調意識

協調意識とは、組織・チームの一員として、その組織・チームの理念やビジョンなどに基づいて、自分の持ち味を発揮して行動していくことです。まさに、流行語にもなった「ONE TEAM(ワンチーム)」ですね。

協調というのは、お互いに依存しあうということではなく、チームとしての理念やビジョンなどに基づいて、メンバー一人ひとりが持ち味を発揮することで、お互いを支援していくことだと言えます。

ここまで、自立した社会人として持つべき意識として6つ挙げました。この意識にもう1つ加えたいと思います。

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