東大タレント推奨。幼稚園児のうちにしておきたい「6つの遊び」

 

 (1)野菜を育てて収穫する

幼稚園教育パンフレットでは、幼児期にふさわしい学びとして、「野菜を育てて収穫する」ことが紹介されています。今の時代、家の中で、スマホやタブレットを使って動画をみせたり、テレビを見せたりして、子どもの興味を引き出すことも多いかもしれませんが、家にこもりきるのではなく、自然と触れあうことも大事なことですよね。

大自然のきれいな景色を見せるのも良いことだろうと思いますが、ただ見るだけではなく、自然と触れあう経験も大事だと思います。植物、動物、昆虫などを見て、触れて、生き物について知ることは、子どもの成長を促す上で、大きな意味をもつでしょう。

野菜を育てて収穫するのも、大切な経験になります。野菜はスーパーでたくさん目にすることができますが、スーパーの野菜は収穫した後のものなので、自然の中で、どのように生えていて、どこの部分を食べているのか、スーパーの野菜からはなかなか想像できません。

野菜を自ら育てて収穫する経験をすれば、どのような姿で自然の中で野菜が育っていくのか知ることができ、植物という生命のあり方を学ぶ貴重な機会となるでしょう。都会では畑で育てる経験はなかなか難しいかもしれませんが、家の庭や、マンションのバルコニーなどでも、小さいスペースで育てられる野菜もあります。

我が家では、マンションのバルコニーで、トマト、細ネギ、ハーブなどを育てていました。バルコニーで育てている細ネギを収穫してすぐ、そのまま切って、料理の薬味として使うこともよくありました。

小さい頃の記憶をたどると、「ネギって、すぐ伸びるなぁ~」と成長のはやさに感動していたのを、今でもなんとなく印象として覚えています。これもスーパーのネギを見ただけでは分からない感覚なので、家庭栽培することで生命力を感じることができて良かったと思います。

家のバルコニーだけでは狭いので、育てられる野菜の種類や量には限りがありますが、やっぱり広い畑は、いろんな種類の野菜がたくさん育てられるので、子どもにとっても新鮮にうつり、多くのことが学べます。

我が家の場合、祖父母が持っていた畑に連れて行ってくれて、トマト、ナス、キュウリ、みかん、ブドウ、ブルーベリーなど、野菜や果物がどうやって育っているのかを、直接自分の目でみて、「自然ってすごい!」と感銘を受けたのを覚えています。

そして、畑に行って、実際に収穫もさせてもらいました。収穫のお手伝い、という感じでもありますが、収穫するのは子どもにとって非日常体験ですごく楽しくて、遊びの一つのような感覚でワクワクしていました。

実際に自分で収穫することになると、どこを切ったらよいか、どこをもいだらよいか、最初は分からず、やってみて初めて学ぶことも多かったです。収穫する前は、どんな姿だったのか、目に焼き付けることができます。例えば、キュウリの花がどこについていて、何色の花か、など学べて、それはスーパーのキュウリを見ただけでは分からなったことなので、すごく新鮮で面白かったです。

さらに、私は、野菜や果物のスケッチもしていました。野菜や果物がどのような形で、全体像がどのようになっているのか、どの部分を収穫するのか、など、記録することができますし、手を動かして野菜や果物の形をマネして描くことで、観察眼も磨かれて、細かい所までよく気付くようになりました。

近くに野菜を育てて収穫する場所がない場合は、ちょっと遠出して果物狩りなどに行くのもいいですね。

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