中国に乗っ取られた日本の高校。日本人1割、中国国家斉唱の衝撃

2020.01.14
by MAG2NEWS編集部 NK
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NHKの番組「おはよう日本」が2018年4月25日に放送した「留学生を確保せよ 地方の高校と自治体の試み」の放送が、再び注目を集めている。放送されたのは、宮崎県にある私立高校「日章学園九州国際高等学校」の入学式の様子。驚きの声があがっているのが、中国人生徒167名に対し日本人生徒16名であったことだ。

「学生の皆さん、中国人民に深く敬意を表します」と中国語で話す校長や、中国国家を歌う生徒たち、日本の国旗と中国の国旗が並べられている体育館などが放送された。16名の日本人生徒は、端に追いやられているようにも見えた。


浮かび上がる「少子化問題」と「地方の過疎問題」

日章学園九州国際高等学校」は、もともとは日本人だけの高校だった。NHKのインタビューに対し、当時の馬籠勝典校長は「中国の子どもたちが来てくれれば学校経営は成り立つ」と答え、少子化が進む中での生き残り策としての受け入れだったとわかる。このように外国人留学生を集い、過疎化や閉校を避ける動きは「日章学園九州国際高等学校」以外でも行われている。それが、北海道東川町である。

国の税金が外国に使われている?

北海道東川町は、留学生を対象に「授業料の半額負担」「寮の家賃補助」「毎月8000円のカード支給」などの取り組みをしている。他にも、介護留学生向けに「給付型奨学金制度」として2年間介護を学んだ後、5年間指定の介護施設で勤務すれば全額返済不要となる制度もある。

実は、留学生を受け入れると、国からひとりあたり20万円の地方交付税がもらえる。留学生200人を受け入れたら、4000万円にもなる計算だ。北海道東川町は、この地方交付税を高齢者のタクシー券や保育サービスなどに使用するとしているが、留学生はいずれ町を離れてしまうことがほとんど。

実際に、東川町では、これまで定住した外国人は2人だけだったという。金銭面でサポートしたとしても、定住はしない。それでは日本の税金が無駄なのではないか…?

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