「かならずバレる」と意識させる。企業内犯罪の効果的な防ぎ方

 

金券ショップに行くと、新幹線の回数券、切手などが正規の90%位の価格で販売されています。この多くは、企業内から持ち出された物と私は思っています。郵便局でも、支払いに使用された切手を金券ショップに持ち込み、億単位の不正を行った方が報道されています。何故、億になるまで、内部監査で気がつかなかったのか、JPの体質を不信に感じています。

カラ出張をどう見抜くか、しかも決裁権のある方のカラ出張は、経理上の書類を確認しても見抜くことはできません。しかし、会社支給の携帯電話の位置情報を常に記録している事を公開していれば、カラ出張は直ぐにばれる事になります。就業時間中に、競馬場などに行っていることも、公になってしまいます。会社側では、タイムカードと、位置情報を比較されることによって、勤務の実態が公になってしまいます。様々なデータの透明性を高めることで、不正は行えなくなるはずです。

企業内犯罪は、仲間を犯罪者にしてしまいます。どうすれば、出来なく出来るかを、24時間365日、責任者は考える必要があります。内部監査が行えるようなデーターを常に持つことが必要です。

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