今さら聞けない年金の被保険者3つのタイプ。保険料や条件の違いは?

 

なお、免除してるからその免除期間は年金にはならないと思われがちですが、国民年金(将来は基礎年金として受給)に年金額の半分の税金が投入されているから税金分が貰える。

国民年金(65歳から貰う老齢基礎年金)が約80万円とします。もし、20歳から60歳まで全額免除してきたとしても、40万円は年金として受け取れるという事ですね(学生の免除期間など年金額には全く反映しないものもある)。未納にしてる人はこの税金分を受け取る権利も放棄してしまう事になるので、未納にしてる人は単純に非常に損な事をしている事になる。

ちなみに国民年金第1号被保険者の総数1,450万人のうち、全額免除者が約570万人で保険料の一部を免除してる人は約40万人程。未納者は129万人程(平成10年あたりに300万人ほどいたが随分と未納者が減った)。

ところで所得が厳しい人も、裕福な人も一律の定額保険料は負担感が違うから一律17,000円ほどの決まった額の保険料じゃないほうがいいのでは?という意見も多いですが、なぜ一律定額保険料にしてるのでしょうか。実は所得の把握が難しいから^^;会社に雇用されてる人と違って所得の把握が困難だから、保険料支払うタイプの国民年金が始まった昭和36年4月以来ずっと定額保険料なんです。会社で雇用されてる人とかは給料がわかるから、悪質な隠蔽みたいな事が無ければ100%把握されるんですけどね。

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