間違いが糧になる。テストが戻ってきたら親が「なる早」ですべき事

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しっかり勉強して臨んだはずの定期テストで思うような結果が得られなければ、誰でも落ち込んでしまうものですよね。しかし、そんな試験結果すらもプラスに転じさせてしまおうと提案するのは、無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』著者の高久手はるかさん。高久手さんは今回、「PDCAサイクル」という手法を用いて、ネガティブなテスト結果を弱点の発見と改善の糧にする方法をレクチャーしています。

ネガティブなことは糧にして変身させちゃおう

そろそろ学年末テストの結果が出てきているのではないでしょうか?

どうでしたか?上手くできた?失敗した?

思ったよりも結果が良くなかったら、「やっぱり、この科目は苦手だ」と思っていませんか?苦手だったり、好きじゃない科目をすっぱりと捨ててしまえたら楽ですが、特に中学生はそれができません。

では、どうすればいいの?

私は、「苦手」「嫌い」というネガティブな感覚を無理にポジティブにする必要は無いと思っています。むしろ、一旦はネガティブな出来事や感情を受け止めた方がいいと思います。

当然気分はへこみます。

私は一石二鳥が大好物なので、ネガティブなことでへこんでも、そのままにして何度も何度も思い返して、嫌な記憶を強固にしないで、ポジティブな意味を一緒に持たせます。

まず、失敗しちゃったな~と思う答案用紙をしみじみと眺めましょう。しみじみ眺めたら、失敗した部分を箇条書きにしてみましょう。

歯が立たなかった問題ならば、

「問3の関数、どうといたらいいか全然思いつかない」

とか、ケアレスミスならば、

「問5の答えを計算は合っていたのに、回答欄に書く時に数字を入れ替えちゃった」

のように、短くていいので、「何を」「どんなふうに間違った」かを書きます。客観的に書ければ更にいいですね。

ここまでくると、次の行動は分かりやすいですよね。原因を片っ端からつぶしていくんです!モグラたたきゲームのように、次々と出てくる失敗や苦手なことを、でっかいハンマーで思いっきりボカン!ボカン!と叩いていきましょう。気持ちいいですよー。

歯が立たなかった問題は似たような問題を探して、解答から見て解き方を知る。書き間違いなら、見直しをするときに「この前は焦って書き間違ったから、今度は気を付ける」と思い出してみましょう。

これはPDCAサイクルと言われる問題解決の一つの方法です。

仕上げに間違った問題を解き直して、できれば実際の試験時間で全問をやり直しましょう。

これができればテストでのネガティブな出来事は、自分の弱点の発見と改善の糧となって、あの時失敗したから受験本番に間に合ったと思えるようになります。まさに、ネガティブを糧にしてポジティブに変身させましたね。

テストが帰ってきたら、できるだけ早く取り組んでみてください。「鉄は熱いうちに打て!」です。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 高久手はるか 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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