ここ数年でよく耳にするようになった、「名もなき家事」という言葉。誰かがやらなければ家が回らない重要な家事ですが、ある意味些細であるためシェアの対象になりづらいとも言われています。そんな「名もなき家事」こそ家族で分担すべしと記すのは、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』著者の真井花さん。真井さんは今回の記事中、この家事が手間以上に精神的負担が大きい理由を解説するとともに、「名もなき家事」を家族に意識させるのに最適なアプリを紹介しています。
名もなき家事をできるようになるには
さて、本日は家事の本丸(?)名もなき家事のお話。
名もなき家事は、名前のつきがたいコマゴマした家事のことを言います。まさにコマゴマしているので、ちゃんとした名前がないんですよね。そして、大問題なのがほとんどの場合
- コレをやるのは、シュフだけ
だということです。大した家事ではないので、誰にでもできるはずなんですが、現実は誰もやらない。で、結局シュフだけがやることになっていて、これがシュフの
- 精神的負担
になっているんです。この家事は、手間以上に精神的負担が大きい。
- こんなことさえ、誰もやってくれないんだ…
という心底ガッカリした気持ちは、空しさと孤独感を募らせます。なんて言うのかなあ、疲弊するっていうヤツですね…。
なので、なんとかして家族にコレをやってもらうようにしたいわけです。
で、さて、ちなみに我が家。オットがやる家事がこんな感じのヤツです。
- トレペの交換
- ハンドソープやシャンプーの詰め替え
- 夕方のカーテン閉め
- 郵便物の仕分け
- 醤油さしに醤油を補充する
- 来客時のスリッパ出し
- ゴミ出し後のゴミ箱を戻す
などなど。そう、いわゆる
- 名もなき家事
ってヤツですよ。スゴいと思いませんか♪私、自慢してるんですけど♪スゴいって言って♪
どうしてできるようになったのか?ということを観察してみたんですがおそらく2つのようです。
- 自分で不都合を感じた
- 私に直接言われた
名もなき家事は、自分がそれをやらなくてはならない場面に遭遇すると非常に不便を感じるものです。
あ、不便を感じたのにやらずに放置ってのはマズいですよ。それは名もなき家事とかいう問題じゃなくて
- 家事フリーライダーがいる
っていう問題ですから。いや、フルタイム共働きがスタンダードな今の生活で家事を他人に押しつける人は、タダ乗り野郎と言われても仕方ないでしょう。
そして、フリーライドしていることの認識がない場合もあるはずです。これはハッキリ指摘するしかありません。ここで日本人お得意の「察して欲しい」は止めましょう。いや、却ってメンドクサイし時間がかかるだけだから。サクッと言えばイイだけだから。私もかつてオットにトレペの交換についてハッキリ指摘したことがあります。1回言ったら、サクッとやってくれるようになりましたね。ちなみに、オットもフリーライドしていることに気がついていなかったようでした( ̄∇ ̄)
で、このふたつを根底から支えているのが
- 当事者意識が高くなった
ことでしょう。ただ、これが何故高くなったのかはイマイチ分かりません。なにかきっかけがあったんだろうか…あるいは、こうした家事をやるようになったおかげで、他の名もなき家事に気がつくようになったということなのかもしれません。