イヤイヤが激しい子は“説得”しなくていい。育児のプロが断言する根拠とは

 

kyyaさんの息子さんは、小学校1年生。息子さんは「うまく行かないとすぐに癇癪を起す」「イヤ・やりたくない」と駄々をこねる…という事も多いようです。

kyyaさんは、それをご自分のせいだとお考えで、子供の「スイミング嫌だ・行きたくない」と泣きわめく状態がどう説得しても変わらなかったのもあり「どうしたらいいんだろう?」と不安が強くなってしまったようです。幼稚園の間に「叱らない子育て」をしてきたのも、不安に拍車をかけたようです。

でも大事なのは「今まで」ではなく「これから」です。なので私はこんな風にお返事しました。

kyyaさん、こんにちは。メール拝見しました。

「私は子育てがちゃんとできているのか、確かめてほしい」との事でしたが、「子育てがちゃんとできているか」って、私は今確かめなくても良いと思います。というのは、子育てって経過ではなく、結果なんですね。その子が将来、自分で仕事をして生活できればそれでいいんです。

その時までどんな道を通っていたっていいし、逆に、どんなに思い通りに進んでいたとしても、その後どうなるかはわかりません。もちろん今は自信がないとは思いますが、親の自信も子供の成長によって変わってきます。

それで…今、夏に始めたスイミングを「行きたくない」と言っているようです。夫婦で説得なさったようですが、一旦「イヤ」と言い出した子は「イヤ」を認めてもらうために何でもします。

ご主人の「何を言っても『でもでも・だって』と言い訳して行動しない。似てるな。」と言われた言葉が、「ああ、私のせいか?」とお感じになったかもしれませんが、子供はみんな「イヤ」と言い出したら「何を言っても『でも・だって』で言い訳ばかりで行動しない」のです。ですから全く心配することはないし、もちろんkyyaさんのせいではありません。

ただ今後の進め方はとても大事で、説得しよう、納得させよう、とすればするほど手がかかるようになります。

頂いたメールに「今まで甘やかしすぎて、家族の中で息子が一番になっている」「少なくとも主人が1番にはなっているようですが、私はまだ1番下かもしれません」ともありましたが、私は秩序と言う意味でも、親がしっかりイニシアチブを取ることは大事だと思っていますし、甘い顔だけしていれば子供は自分で乗り越える事をしない子になってしまうと思っています。

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