横浜高校野球部でいじめ問題勃発。元巨人プロ選手を親に持つ有望選手が退学も学校は知らん顔?2019年に続き再び不祥事か

2022.05.02
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by たいらひとし
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熊本県の秀岳館高校サッカー部で暴力事件が問題になったばかりだが、今度は野球の名門校でいじめ問題が勃発。それは松坂大輔投手をはじめ、名立たる名選手を輩出した横浜高校野球部だった。2019年にもパワハラが発覚し、監督が交代しているが、新指導者になっても染みついた体質は変わらなかったようだ。

ドラフト1位候補が監督のパワハラで退部の怪

横浜高校のパワハラが告発されたのは巨人・西武で活躍した元プロ野球選手の小野剛氏によるFacebookの投稿だった。小野氏は現在、様々な事業を手がけるかたわら巨人軍のOBスカウトとしても活躍しており、有望選手を見る目も確かだ。

4月30日、小野氏は野球部員だった次男とチームメイトH君(投稿実名)の2人が、監督による暴言といじめで自主退学したことを公表(現在は削除されている模様)。

とくにH君は、病院で診断を受けるほど憔悴し、一時は野球を断念せざるをえないほど精神的に追い詰められていたという。2人の他にも数名の部員が監督のパワハラを受けていたようだ。

当初、この状況を次男は黙っており、小野氏はまわりの保護者から教えられてはじめて事態の深刻さを知った。

教頭にかけあったものの「それが横浜高校の野球指導」と解答され、他のスタッフは監督に注意できず、学校側も監督のパワハラを黙認する姿勢をみて、退学を決意したという。

小野氏は「横浜高校の野球は間違いなく素晴らしい指導」と讃えながら、「野球はです」と限定し、言外に教育者としての姿勢に疑問を投げかけていた。

しかし、最後には3年間で2校で甲子園に行った選手になることを目標に頑張らせたいと前向きな発言で締めくくった。

小野氏の次男は中学時代から「スーパー中学生」と呼ばれ注目を集め、1年生からベンチ入りしており甲子園のスター候補と期待されていた。

今のところ、転校先はあきらかにされていないが、埼玉県内の甲子園常連校だと噂されている。

甲子園での活躍が期待されているが、高野連の転校規制により、特別な事情が認められないかぎり、転校後1年間は公式戦に出場できない。次男が出場できるのは、3年生の夏の地区予選からの出場となりそうだ。

貴重な1年を棒に振る覚悟の上での自主退学だろうから、どれほど酷いパワハラだったのか推察できる。

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受け継がれる運動部のパワハラ体質

今回の告発された村田浩明監督が就任したのは2020年の9月。2019年パワハラ指導が神奈川新聞に告発され、部長と共に解任された平田徹前監督の後任だ。

平田氏は行きすぎた指導があったことを認め、たびたびマスコミにその時の事情を吐露している。元はコーチングを学び、選手自らの自発的なモチベーションを促すことを目指していたという。

ところが、甲子園で思うような結果が出ない中、気持ちの余裕を失い、いつしか選手を叱るのではなく、感情的に怒るようになった。

村田監督や平田氏の恩師である渡辺元智監督時代には春夏の甲子園で通算5回全国優勝を果たしている。依然として神奈川県の強豪校には間違いないが、全盛期を知る地元民にとっては最近の成績は物足りない。

旧態依然の厳しい指導を求める保護者も多いようで、名門の指導者には過大なプレッシャーがかかっている。

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本年度から小学生の柔道全国大会が廃止されたのは、行き過ぎた勝利至上主義の弊害が、子供達の心身をむしばむ現状が危惧されたからだ。甲子園の勝利至上主義が、パワハラ指導の温床になっていると感じざるを得ない。

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