カスハラに負けてたまるか。任天堂の事例とは?
厚生省が発行するカスハラに関するリーフレットによると、労働者が過去3年間で受けたハラスメントのうち、カスハラがセクハラをしのいで、パワハラに継いで2位だったという。しかも、「ただの苦情」なのか「カスハラ」なのかという境界線が曖昧で、パワハラ、セクハラのように明確な基準がないのが現状。判断基準は各企業に任されている。
あの任天堂が10月に「カスハラがあった場合は修理サービスを行わない」と、修理サービスに関する規定を明記したように、毅然とした態度でカスハラ対策する企業もあれば、あくまでも「顧客第一主義」を掲げる企業もある。
従業員の本当の願いは、カスハラがなくなることよりも、カスハラに対して会社が従業員を守ってくれることなのだ。カスハラ問題は、社内の少数の人間に押しつけられている場合が多い。カスハラを受けた従業員はパフォーマンスが低下し、頭痛、睡眠不良、精神疾患、耳鳴りなどの症状に苦しみ、やがて休職、退職へと繋がることが多い。
企業にとっても大きな損失になるが、カスハラ対策は企業側が自主的におこなったものではなく、厚生省からの要請で行われている。これからカスハラ対策が進むかどうかは、企業が本気で取り組む姿勢があるかどうかにかかっている。
そのためにも、「カスハラ対策ポスター」は重要な役割を持っている。店舗に貼られたポスターのイラストに対して、客から文句を言われるのも、また従業員である。今後、モンスターフェミクレーマーたちが理不尽なクレームを入れないことを願うばかりだ。
Twitterの反応
カスハラはほとんど中高年男性!とか騒いでるやついるけど現場からしたら男も女もどっちも大差ないんだけど……
自動決算機分からないとか騒ぐわレジでこれ返しといて!とか商品渡すわ子供放置してるママやら無駄に話しかけてくるオヤジ……迷惑な客は男女関係なくおるよめちゃくちゃおるよ…— ナナ!避難垢! (@6Lq05E7zBPrlXdA) November 15, 2022
カスハラポスターのツイート、やりすぎだ自分はカスハラしないだの客が女性なのはどうなの?カスハラする客は男性店員は女性が多い等の意見が
自分はカスハラしない逆に店からのカスハラだというのは皆さんおわかりの通り「予備軍」かなとw
絵は男女どちらでも良くないか…気にならなかったわ— レジ店員@スーパー (@kusobokumetsu) November 13, 2022
カスハラのカス、カスタマーの略だけど、だいたいカスによって行われるという意味では間違ってないのかもしれない
— 違法バタピー (@batapys1) November 13, 2022
国レベルで動いてカスハラ問題に取り組もうとしているのはほんとにいいことだと思う 店員と客って、日本だと異常なほど権力勾配があるので、国レベルで介入しないとどんな要求もして当然と思ってる客ほんとにたくさんいる 対面接客もだし、電話のカスタマーサポートもほんとにひどいからね…
— ミユオ (@miyuo214) November 14, 2022
お店側がカスハラにストップをかける姿勢を見せるの、すごくいいですね。
しかしこれ、警告のジレンマに近い感じで「カスハラダメだよなぁって人には効くけど、カスハラするタイプの人は逆効果もしくは効かない」みたいなことにならないかな。なったら悲しい。抑止力、あるといいな……。 https://t.co/AQUJxUOa03— 魔法少女 ☆ 天路 めあ (@35TTAGGG35) November 14, 2022
週の半分はスーパーに行ってるけど
カスハラが男性が多いってのは全体的にはそうかもしれないけど
スーパー利用者は圧倒的に女性が多いし
ポスター的には適材適所だと思う
個人的にはご老人にして欲しいとは思う— あおいまなぶ@土曜東シ12a (@aoimanabu) November 15, 2022
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image by: 厚生労働省ホームページ