ウクライナが米国の停戦案を拒否。戦争の長期化必至で歪む世界の均衡

 

一方、トルコは、ロ軍のいなくなったシリアへの攻撃を強化している。特にシリアのクルド人地域に対して、攻撃しているし、その地域にはロ軍基地があった場所で、ロシアはトルコに自制を要請している。

トルコは、トルコ系住民の地域も確保して、この範囲を広げたいようである。シリア内でのトルコの影響力が増加している。イスラエルもシリアを空爆して、イラン革命防衛隊を叩いている。イランのドローン工場も叩き、ロシアへの提供ができなくなっている。

ということで、ロ軍が、この地域にいなくなり、押さえが効かなくなっている。特にシリアをめぐる戦いが再度起こる可能性が濃厚である。イスラエルはIS系組織を支援するし、トルコはトルコ系民族組織を支援することになる。

イランも、国内の混乱の原因として、イラクのクルド人自治区を攻撃しているので、中東での戦争の可能性も排除できないようだ。

しかし、台湾では、地方選挙で国民党が勝利し、民進党が負けたことで、当分、台湾有事の可能性が低くなることが、期待できる。

これにより、中国に平和統一の希望を与えたことになる。

さあ、どうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2022年11月28日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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