これからのDXは「消費者主導」になる。AI支援型サービスで収益を得るには

Businesswoman phone and laptop using , online shopping concept.
 

4.AI支援サービスの収益モデル

こうしたAI支援型のサービスの収益モデルについて考えてみたいと思います。

1.販売代理収入:サービス内で提案された商品が購入された場合、販売代理店としての収入を得ることができるでしょう。

2.広告収入:ファッションサービス内に広告を掲載することで、広告主から収益を得ることができるでしょう。

3.有料会員制:バーチャルフィッティング機能など、一定の機能を有料会員限定とすることで、有料会員から収益を得ることができるでしょう。

4.データ分析・販売:ファッションサービスを利用するユーザーから得られるデータを分析し、販売することで収益を得ることができるでしょう。もちろん、サービス契約時に確認を取ることが必要になります。

5.提携企業とのコラボレーション:提携企業と共同で商品開発やイベントなどを行い、その収益を得ることができるでしょう。

これらの収益モデルを組み合わせることで、より多様な収益源を確保することができるはずです。

但し、これをビジネス化するには、AIを活用することで高い精度での推薦や分析が可能になるため、専門的な知識や技術、そして多額の資金が必要になるでしょう。

あるいは、複数の企業が連携してプロジェクトを進めることで、資金力や技術力の共有が可能となり、効率的な開発ができるかもしれません。

また、投資家やベンチャーキャピタルからの資金調達も一つの手段として考えられます。ビジネス化に向けた多様な選択肢を検討し、最適な方法を見つけることが重要になります。

編集後記「締めの都々逸」

「AIがあるなら 何でもできる もっと上へと 飛び上がる」

単純にチャットGPTに質問しても、新しいものは出てきません。質問の前に新しい概念を整理したり、アイディアを出して、それをぶつけると面白いものが出てきます。

今回は、企業のDXではなく、個人のDXという発想に基づいてまとめてみました。というのも、企業がお金儲けのために考えるより、消費者が自分の楽しみとしてAIを活用した方がはるかに面白いと思うからです。企業はますます大変ですね。個人の発想についていけるのでしょうか。(坂口昌章)

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shuttetstock.com

坂口昌章(シナジープランニング代表)この著者の記事一覧

グローバルなファッションビジネスを目指す人のためのメルマガです。繊維ファッション業界が抱えている問題点に正面からズバッと切り込みます。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 j-fashion journal 』

【著者】 坂口昌章(シナジープランニング代表) 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 月曜日 発行予定

print
いま読まれてます

  • これからのDXは「消費者主導」になる。AI支援型サービスで収益を得るには
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け