3.経営理論を活かす
例えば、PEST分析を使えば、世の中の動きを把握することができるはずです。次にSTPを使って、攻略市場を考え直し、新しい競争戦略を打ち出すことが出来ます。SWOT分析をすれば、自社の強みと弱みが明確になり、時流に合った方向性が見いだせるでしょう。
マーケティングも必要です。特に、4P(商品、価格、流通、販売促進)戦略を、構築し直すことが出来るでしょう。
すでに一部の業界では、チェーンストア理論の変更がされつつあります。例えば、店舗を郊外から都心へと移すチェーン店も増えてきました。異業種との合併で、新しい戦略を打ち出しているところもあります。
そうなると、顧客ターゲットを変えなければなりませんし、販売の仕方も以前のままではお客様が満足しません。ほったらかしにしていたお客様一人一人に、丁寧なサービスをする必要が出てきます。今までと同じチェーンストア理論に頼っていると、どんどんと衰退をしていくことでしょう。スポーツチェーンにも、そのことが求められています。
そうならないためにも、経営理論を基に、時流にあった経営戦略を打ち立てることが必要です。しかし、今のところ、そうした兆しは見られません。
では、あなたのお店はいかがでしょう。高度成長期に取り入れた販売戦略のままではありませんか。もしそうなら、今一度、戦略を考え直してみることです。そのために、経営理論を活用してみてはどうでしょう。経営理論は、大手のためだけのものではありません。
■今日のツボ■
・経営理論は多くの企業に役に立つように整理された考え方である
・経営理論をうまく活用すると、時流に合った戦略が考えられる
・スポーツショップも、経営理論を活用する必要がある
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