張り込み中に病む人はNG。探偵になりたい人に必要な性格とは?

Private investigator on a stakeout is photographing the situation to document the events with a camera sticking out of a car window.Private investigator on a stakeout is photographing the situation to document the events with a camera sticking out of a car window.
 

自分に合う仕事、合わない仕事ってありますよね。では、探偵ってどんな性格の人がなれるものなのでしょうか。メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、周りを見て思う探偵に必要な性格とは?

探偵に必要な性格

探偵に必要な性格とは?

調査現場にあたり、場面によって必要な要素はたくさんありますが、調査をこなしていく上で必要な「性格」はある程度絞られています。

一言で言うと「真面目過ぎず、やんちゃ過ぎない性格」です。

仕事をこなす上で「真面目」という性格は必須ですよね。しかし、こと探偵の調査現場となると、その常識は通用しなくなります。

探偵の調査現場で8割以上の時間を費やすことになる「張り込み」を紐解くと、その理由がわかってきます。

張り込みは、あえて過激な言葉を使うと基本的には自分以外全員「敵」です。

※ 倒すべき敵ではなく、守るべき敵です

探偵として守らなければいけないことの1つに「周辺住民や対象者に不信を与えない」ということがあります。彼らの平穏な生活を侵害してはいけないのです。

誰だって、自分の家の前に長時間見知らぬ人物が立っていたら、平穏ではいられないでしょう。

しかし、任務を達成する為には、探偵は「そこにいなければいけない」。

いかに近隣住民の平穏な生活を侵害せずに居続けるか。知恵とテクノロジーを駆使し、周囲を守りながら対象者の監視を行う。

それが張り込みです。

そうなると、「自分の今やっている行為が誰かに嫌な思いをさせているのではないか?」という疑念を常に持ち続けることになります。

1度や2度であれば、良心をえぐられることはないでしょう。

しかし、それが毎日のことになると…。

真面目過ぎると、それがゆえに、その事実に正面から向き合い続け、メンタルが破壊されてしまうのです。

そして、やんちゃすぎると、その事実を無視し、「周囲の平穏な生活なんざ知ったこっちゃない」「自分は大義名分がある」というような考えで、頭を使うこともなく、強引な調査をし続けてしまう。

そうなれば、住民とのトラブル、しいては警察沙汰にまで発展してしまうでしょう。

そんなことをしていれば、調査どころではなくなってしまいます。

真面目過ぎず、やんちゃ過ぎず、自分のメンタルを保ちながら、事実も受け入れそれを抱合していく。

そんな性格の人が探偵に向いています。

とはいっても、なんとなく周囲を見てると、やんちゃ寄りの人が多い気が(笑)。

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後藤啓佑この著者の記事一覧

平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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