時代遅れの「専業主婦」を希望する20代彼女との結婚生活が茨の道となる理由。良くも悪くも離婚しづらい状況に＝山本昌義

専業主婦は良くも悪くも離婚が厳しい

さて、並行的に大切なことなのですが、「専業主婦は良くも悪くも離婚が厳しい」。男性も一馬力のリスクを強く考えましょう。

このままなら未来の困窮が予想されますが、本当の不幸はその先にあるかもしれません。

仮に予想通りに困窮したら、どうしますか？
仮に奥様と不仲になったら、どうしますか？
そして、仮にあなたが働けなくなったら？

……専業主婦とは、離婚したら無職となります。その時には子どももいるかもしれませんね。離婚したら一層の困窮生活になるでしょう。

ですが、上記のようなことが起きれば、離婚しなくても十分な困窮・不幸の生活かと。

つまり、離婚されにくい側面もあるものの、離婚して妻子を逃がすこともできなくなります。逆にあなたが離婚したいと思っても、相手は離婚したら無職。必死に抵抗するかと。あなたからの離婚も簡単ではありません。

ですが、もし相手が正社員の共働きなら？

それだけ困窮しにくくなるのは当然ですし、もし不仲になっても離婚しやすくなります。働けなくなっても、相応に支えてもらえるかと。

いまや専業主婦希望は結婚相手に不適格であり、それを飲む・望む男性もまた不適格といえます。厳しい話ですが、現代事情を踏まえて考え、そのうえで幸せな結婚生活を目指しましょう。

まずは二人で、冷静に先々を計算しよう

最後にちょこっと。

不安だけど彼女が専業主婦を望むなら…。それほどの女性と出会えたことは幸運ですが、残念ながら、あなたでは受けきれないかと。ここは冷静な判断をおすすめします。

余談ですが、このような場合、普通は女性のほうも不安になるものです。なのに、お相手は専業主婦希望一択…。言葉は悪いですが、相手も残念ですね。互いに感情だけの判断かと思われます。

まずは二人で、冷静に先々を計算しましょう。

なお、最近の婚活市場の実情を知りたい方、また最近の既婚夫婦の現実を知りたい方、そしてしっかりライフプランを通して考えたい方は、いつでもご相談くださいませ。

【関連】婚活は女性の貧困を救わない。アラサー女子の甘えと勘違いが男を遠ざけるワケ＝山本昌義

【関連】日本人の８割が加入する生命保険はムダだらけ。対策すべきは不慮の事故より長生きリスク＝俣野成敏

【関連】「人生どのタイミングで結婚相手を決めるべきか？」を数学的に解明する Secretary Problem＝三浦茜

【関連】独身では生き抜けない国になった日本。「結婚しない」選択がもたらす悲惨な未来＝山本昌義

【関連】世の女性たちが知らない、男から見た「将来億を稼ぐ男性」の条件＝午堂登紀雄