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今回の外国為替コラムでは、裁量トレードと自動売買という、FXにおける2通りの取引スタイルをテーマに語りたいと思います。
とはいっても、両者を比較して「やっぱり裁量しか勝たん！」「自動売買がナンバーワン！」なんて優劣を決めたいわけではありません。なぜなら、裁量トレードも自動売買もFXトレードの形態に過ぎず、また自動売買は人間の分析や発想をプログラムで自動化しただけだからです（将来的にAIによる自動売買が主流になる可能性も考えられますが）。
過去も現在も投資家の想定を超えて利益を出し続ける、魔法のような自動売買は存在しません。裁量でも自動でも、マーケットのエッジを捉えていなければ負けますし、どちらにとっても資金管理は基本中の基本です。
（FX雑誌『外国為替』vol.3より改変）
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■自動売買の『外国為替』関連記事
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FXにおける取引スタイルごとの特徴
source: FX雑誌『外国為替』
おそらく多くの人がFXで最初にやるであろう「裁量トレード」に挑戦する際、絶対に知っておいてほしいのは、ポジションの保有時間によってトレードの性質が大きく変わること。FXのトレードは新規エントリー後にポジションを決済して1つの取引が完結します。FXや株式投資などでは決済するまでの時間によって取引スタイルが分類されています。上の作図にまとめましたが、FXのスキャルピングとポジショントレードは全く別のトレードといえるのです。
勘違いされやすい点として、FXはトレードの時間軸が短くなるほど、チャートや取引システムへの拘束時間は長くなる傾向にあります。スキャルピングはトレード自体は短時間ですが、相場を見張る時間は長いです。逆に長期トレードになるほど、売買タイミングの精密さは問われなくなるため、時間に余裕が生まれます。
また、「自動売買」ではEAを使った中身が見えないタイプと、相場に注文を敷き詰めて機械的に売買を繰り返すリピート系の違いも押さえておきましょう（ミラートレードなど他にも種類がありますが今回は割愛します）。
EA型は、ある意味トレード手法のブラックボックス化ですから、バックテストや実際の挙動から、どういうロジックなのかを把握することが大切です。あるいは自分で作ればこの点はクリアになります。
リピート系は、自分が設定した通りに動くため、どんな運用結果になるかはまさに設定次第です。事前の計画がほぼ全てを決めます。
同じ自動売買でも中身は全く異なる
source: FX雑誌『外国為替』
自動売買は大きく分けて2つの系統があります。エントリーと決済のルール通りに売買を繰り返し、どういうルールか外からは見えないMT4のEA運用。もう一つは、相場の一定範囲に等間隔に注文を並べ、値動きがあるたびに利益確定を繰り返すリピート系（下画像は代表的リピート系、トラリピの設定画面）です。
source: FX雑誌『外国為替』
前者はある意味裁量トレードの自動化ですが、後者は相場が上がるか下がるかはさほど重要ではなく、ボラティリティと資金管理で収益が決まります。EAとリピート系、自動売買というワードでひとくくりにされがちですが、この2つは全く違う売買と思った方がよいでしょう。
『外国為替』では頻繁に自動売買のことを取り上げているので、自動売買での運用に興味があるならぜひ外国為替本誌や公式サイトをチェックしてみてください。
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外国為替編集部が推せる！自動売買ができるFX口座
今回解説した自動売買のEAとリピート系。EAを使うにはトレードツール「MT4（かMT5）」を使えるFX業者の取引口座を開設する必要があります。また、リピート系の自動売買はFX会社が提供しているサービスの1つですので、そのサービスを提供しているFX業者の取引口座が必要です（複雑な注文を手動で行えるならどこの業者でもできますが、初心者には難易度激高）。
そこでここからは、外国為替編集スタッフが厳選したEA向けとリピート系向けの業者をそれぞれご紹介します。気になるところがあったら、FX会社の公式サイトで確認してみましょう。口座開設自体は無料で簡単にできますが、なんとなく始めるのは厳禁です！ しっかりとリサーチ、勉強してから踏み切ってください。
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