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2月12日が大底だった? 「信用評価損益率」にみる天井と底値の法則

信用取引の指標として「信用評価損益率」があります。日経新聞朝刊で毎週木曜に、先週末時点での評価損益率を公表しています。これは信用取引で買った投資家の評価損の度合い(%)を示す数値であり、相場の天井、底値、暴落の局面を予測することができるといわれています。(『THE相場観!』)

2016年2月12日の「セリング・クライマックス」は本物か?

弱気の投資家が作り出した異常値、14,865円

3月17日に発表された3月11日時点での信用評価損益率は「-11.68%」でした。これは信用取引で買った投資家の評価損の度合い(%)を示す数値であり、相場の天井、底値、暴落の局面を予測することができるといわれています。

中長期的なトレンド転換点を探るうえで、比較的信頼性の高い指標と言われています。

私は1980年代からずっと、相場の過熱感を見るうえでこの指標を参考にしてきました。滅多なことでプラスになることはありません

信用取引を利用する投資家の多くは、日歩の金利がかかり、半年後には反対売買期限の来る中で、評価損には耐えられても、評価益の上下には耐えにくい性質からきているからです。

2012年11月からスタートしたアベノミクス相場の上昇の中でも「信用評価損益率」がプラスなったのは、あの黒田バズーカ1の直後の2013年4月の一時期だけなのです。

日経平均株価 月足(SBI証券提供)

日経平均株価 月足(SBI証券提供)

日経平均直近安値の14,865円を付けた2月12日の信用評価損益率は「-25.76%」でした。この数値は2011年3月の東日本大震災の時の暴落時にもありません。なんと、リーマンショック後の2番底7,012円をつけた2009年3月11日以来なのです。2月12日は新安値銘柄も1,000銘柄超えましたので、弱気の投資家が作り出した異常値だったのです。

過去のデータを基に、2月12日安値14,865円は底値の可能性が高いと繰り返し述べてきました。ドル円で100円まで円高が進めばわかりませんが、今の段階ではセリングクライマックスだったと言えるのです。

【関連】第2の矢「機動的な財政出動」が次の動意を生むか?中間反騰の天井は=山崎和邦

THE相場観!』(2016年3月21日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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2025年に日本では団塊の世代の年齢層がほぼすべて75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護、年金などの社会保障費が急増して財政危機の引き金になりかねないと危惧されています。また年金を管理運用しているGPIFが2016年6月に発表した運用報告では、国内株式の評価損が響き、約マイナス5兆円を計上したことでマスコミが騒ぎました。ただこれも株式運用ではなく、債券やそのままキャッシュで運用していたら20年後には200兆円の年金はなくなるのです。将来にいろんな不安を抱えながらの株式投資になりますが、自分の年金くらいは株式運用で増やしていきましょう。それが私がメルマガを通じてお伝えしたい主旨です。

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