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ダウ理論とボリンジャーバンドを組み合わせた独自の視点から生まれた「むずないトレード」手法について、投資家スケーターさんに伺いました。
スケーターさんは、FXの実践講座メルマガを中心に「どうすれば勝てるか」という本質を発信し続けており、2022年以降は徹底したトレンドフォロー型の戦略「むずないトレード」を軸に、志を同じくするトレーダー仲間と活動を展開しています。
(FX雑誌『外国為替』vol.5より再構成/チャート提供:TradingView)
投資家スケーター氏プロフィール

とうしかすけーたー。中2からスケボーばかりしていたら極貧のドン底に。現状打破のためにFXを学ぶも失敗を繰り返して短期間で何度も退場。しかし研究を繰り返した結果、7か月目で自分のトレードスタイルをつかむ。資金4千円から這い上がった金沢在住1988年生まれのスケートボーダー。
むずないトレードで重視するテクニカルとは
「今回は、再現性を何より重んじた『むずないトレード』の仕組みを解説します」と語る投資家スケーターさん。まず、この手法で使うテクニカル分析の独自見解とその活用法について伺いました。
「使用するテクニカルは、ダウ理論の目線と、ボリンジャーバンドの±1σを境界線として、波の値動きを捉えるSTF(STFの詳細については後述)の二つです。環境認識は日足で行い、目線とSTFの方向感、それに波の勢いを確認します。これら三つの『日足三原則』に沿って、その日は取引すべきか否か、その日いったん狙う方向を固定します。これはもう朝イチの段階で決め切ってください。
具体的には、日足チャートのローソク足を1本ずつ丁寧に確認して、最高値(または最安値)を形成した根元の安値(高値)、すなわち意識される押し安値(戻り高値)を、終値が下抜く(上抜く)まではトレンド継続と判断します。これが上目線(下目線)と見る『目線の小さな矢印』です。
同時に、日足の終値がボリンジャーバンド±1σの外側にあるうちはずっと外に向かい、内側にあるうちは反対側の±1σにむかうと見る『STFの小さな矢印』も併せて確認します。この二つが揃っていない日はトレードしないことにしています。
両方が揃っていればトレードする日で。さらに、日足の波を大きく捉えて把握した大きな矢印も合わせて三つ揃えば積極的に戦う日です。全部揃っている日は完全に出勤日=持ち場に直行ですね! 4時間足、1時間足でも同様に分析していき、日足の方向感と同じ方向に向かう波を狙います」
※編集部より 「矢印」の詳細は後述します。「【解説1】この手法で使用する分析アプローチ」をご参照ください。
日足トレンドと一致する短期波の「爆発」がエントリー合図
この手法は、日足のトレンド方向のみを狙う徹底したトレンドフォロー型。では、実際のエントリーや決済の判断はどう行うのか。
「エントリーは15分足で行います。短期の爆発と言っているんですがSTFの1波が発生したら構えのサイン。ここが開戦の合図です。ボリンジャーバンドのミドルラインまたは反対側の±1σへの押し戻りが来るのを待ってからエントリーします。
損切りの位置は、短期の爆発が生じた波の根元です。4時間足・1時間足で見て、『±1σのちょっと外や、直近で出来たヒゲの外』などに、損切り位置を調整して隠すのも有効です。この手法はトレンドフォロー狙いなので、『ここまで来なかったら いつか流れが向くはず!』というスタンスでいます。
目標とする値幅は損切り幅と同じ。リスクリワード1対1ですね。同じサイズの波を繰り返し取っていくのが、最も再現性が高く難易度が低いと考えています。そして何より重要なのは、ルール通りの損切りを徹底すること。基本的にトレンドフォローは流れを追いかける以上、どこかで必ず天井をつかむ局面が来ます。そのときにルールを破っていたら、その一回の負けで全てが台無しになってしまうんですね。そうならないためにも、もう一度言ってしまいますが(笑)、ルール通りの損切りは必須です」
とても再現性が高いと思われる「むずないトレード」。デイトレードの手法をお探しなら、一度自身の手で検証してみてはいかがでしょうか。
【解説1】この手法で使用する分析アプローチ
目線(よりダウ理論)

スケーター氏はダウ理論をベースに、方向感と波の勢いを判断している。
・目線の大きな矢印(方向感)
波形を大きく捉えて、直近の高値・安値の4点の位置関係が、右肩上がりなら上目線・上昇トレンド、右肩下がりなら下目線・下降トレンドとして方向感を見る。
・目線の小さな矢印(波の勢い)
ローソク足を1本ずつ細かく見ていき、上昇トレンド中は、『最高値をつけた根元の安値=意識される押し安値』を終値で下抜くまでは「上トレンド継続」、下抜かれたら「下目線」に切り替える。下降トレンド中は、『最安値をつけた根元の安値=意識される戻り高値』を終値で上抜くまでは「下トレンド継続」、上抜かれたら「上目線」に切り替える。これにより、波の勢いを判断する。
ボリバン±1σ境界線視点(STF)

スケーター氏はボリンジャーバンドの標準偏差±1σのラインを境界線と捉え、波を3つのステージに分けて把握する独自の視点をSTFと名づけ、トレードで活用している。
・STFの大きな矢印(方向感)
ボリンジャーバンドの±1σの内側から外側へ終値が突入したら、その方向への1波ステージ。その後、ミドルか反対側の±1σの位置で押し目買いか戻り売りが入り、1波と同じ方向の±1σに再び入ると3波ステージ。以降は逆行方向の±1σを実体で割るまではずっと「トレンドが出てる!!」と見る。STFのステージ判断の方向を、そのまま「STFの大きな矢印=方向感」と見る。
・STFの小さな矢印(勢いが出ている方向)
ボリンジャーバンドの±1σを境界と見て、終値が+1σの上にいるうちは、ずっと上に行く。終値が-1σの下にいるうちは、ずっと下に行く。終値が±1σの内側で決まった場合は「反対側の±1σを目指す」として、その方向を「STFの小さな矢印=勢いが出ている方向」と見る。
【解説2】トレード手法の基本情報
| 狙う通貨ペア | ドル円・ポンドドル・ゴールド等、どの通貨ペアでも有効 |
| 表示するチャートの時間軸 | 日足、4時間足、1時間足、15分足 |
| 使用するインジケーター | ボリンジャーバンド(期間:20 標準偏差:1と2) 平均的なポジション保有時間 1〜6時間ほど |
| 平均的なポジション保有時間 | 1〜6時間ほど |
| 平均的な利益確定の値幅 | エントリー価格から損切り価格までと同じ値幅 |
| 平均的な損切りの値幅 | ドル円なら20〜30pips、ポンドドルなら30〜50pips、ゴールドなら40〜70pips |
| 勝率の目安 | 50〜70% |
| トレードの頻度 | 1日に1〜2回、多くても5回 |
①環境認識
- テクニカル指標で紹介した、目線(よりダウ理論)と、ボリバン±1σ境界線視点(STF)で、その日にトレードするかと、狙う方向を決める
- まずは日足の「目線の大きな矢印」「目線の小さな矢印」「STFの大きな矢印」「STFの小さな矢印」をそれぞれ把握する
- 小さな矢印2つが別々なら、その日は「取引しない日」
- 小さな矢印2つが同じ方向なら、トレード可能。大きな矢印も同じ方向ならチャンスと捉える
- 4時間足、1時間足でも同様に方向感、波の勢いを分析し、「日足と同じ方向への、目線切り替わりラインまたは、STF的に反転の可能性のあるポイント」で、短期足が日足のトレンド方向へ進んでいく波を狙う
②新規売買(新規買いの場合)
- 環境認識で今日は上方向を狙うと決めた日に、15分足の目線が上かつSTFの1波発生(短期の爆発)
- 15分足のボリンジャーバンドのミドルラインか-1σで押し目買い
③決済売買(新規買い→売り決済の場合)
利益確定
●エントリーから損切りまでと同じ値幅で利益確定の指値を設定(リスクリワード1:1で波を切り取り続けるのが最も難易度が低い)
損切り
●エントリーのきっかけとなった「短期の爆発の波の根元」の少し下に損切りの逆指値を設(4時間足・1時間足の「±1σ、直近でできたヒゲ」などのサポートが、損切りポイントの近くにあれば、損切り位置をその外側に隠す)
【トレード実践例】ドル円/日足~15分足/2023年5月1日
【1】日足の目線とSTFの小さな矢印が上なので、この日は上方向を狙っていく

【2】4時間足、1時間足も日足と同様に分析。目線とSTFの矢印を確認

【3】15分足では短期の爆発後、引き付けてエントリー。損切りラインは短期の爆発の波の根元。RR=1:1で指値・逆指値

この手法を用いた、ドル円のトレード例。日足の方向感が上であることを確認したら、その日は4時間足、1時間足も同様に分析し、上に向かう波を狙う。エントリーは15分足の爆発を確認したら、ミドルラインまたは-1σでエントリーし、損切幅を決定する。同じ幅で利益確定を設定し、決着がつくのを待つ。
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