20日の中国本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数が前日比0.35ポイント(0.01%)安の4113.65ポイントで引けた。
過熱感抑制を狙う当局の市場規制強化が重荷となった。中国証券監督管理委員会(CSRC)は19日から新規株式担保融資の最低証拠金率を引き上げるなど投機的取引抑制策を打ち出し、これが投資家心理に慎重姿勢を促したことが下押し圧力となったことが嫌気された。短期的な材料は限定的ながら、景気対策への期待は依然として存在する。
弱含みの背景では、テクノロジー関連株を中心に利益確定売りが優勢だった。烽火通信科技(600498/SH)が5.7%安、深セン市景旺電子(603228/SH)が5.0%安、環旭電子(601231/SH)が3.0%安、広東生益科技(600183/SH)が2.9%安で引けた。主力ハイテクセクターの一角が調整色を強めたことが相場全体の重荷となった。また太陽電池関連やレアアース関連でも売りが目立ち、これら循環株の下落が市場の重さを示した。日中・米中間の技術競争の長期化や輸出規制リスクも投資家の警戒感を誘った可能性がある。
また、医薬株も売られた。昭衍新薬(603127/SH)が3.9%安、薬明康徳(603259/SH)が2.9%安、甘李薬業(603087/SH)が2.7%安、北京福元医薬(601089/SH)が2.3%安となった。
一方で下値は限定的で、景気対策への期待が相場を下支えした。中国政府・関係当局は引き続き景気刺激策への関心を示しており、内需喚起策や金融緩和余地を意識した買いが一部で入ったことが下支え要因となった。これによりボラティリティは低く、指数は高値圏での揉み合いとなった。総じて過熱感抑制と政策期待が交錯する展開で、方向感は明確にならなかった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.27ポイント(0.10%)安の260.24ポイント、深センB株指数が0.37ポイント(0.03%)安の1256.74ポイントで終了した。
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