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コーエーテクモ『ぽこ あ ポケモン』爆売れで株価急伸…まだ買い?今後の成長性と投資リスクを解説=江口裕臣

コーエーテクモへの投資のポイント

コーエーテクモの目先の注目点は、第4四半期の大型タイトル群が通期計画の達成にどこまで寄与するかです。

主要タイトルとしては『仁王3』『NINJA GAIDEN 4』『ゼルダ無双 封印戦記』『ぽこ あ ポケモン』が挙げられます。

今回の『ぽこ あ ポケモン』の初動はかなり強く、センチメント改善には十分でした。
ただし投資家が本当に見たいのは、好調なタイトルが単発材料で終わるのか、それともコンソール・PC分野の成長トレンドとして定着するのかです。

成長トレンドが見えれば、コーエーテクモの評価が改めて高まる期待ができるでしょう。

<期待先行の反動には注意が必要>

コーエーテクモホールディングス<3635> 日足(SBI証券提供)

コーエーテクモホールディングス<3635> 日足(SBI証券提供)

2026年3月12日時点での株価指標はPER22.7倍、PBR2.38倍と、成長期待をまったく織り込んでいない水準ではありません。信用買残は2,705,200株、信用倍率は47.05倍と高く、好材料が出たときは一気に跳ねやすい半面、失望が出ると利益確定売りも膨らみやすい状態。

3月11日に9,200,200株まで膨らんだ出来高は注目度の高さを示す一方で、短期資金が多く入っているサインでもあります。初動の強さだけで飛びつくと、想像以上に値幅の大きい調整に巻き込まれる可能性があります。

<外部環境の変化も無視はできない>

外部環境の変化も軽視はできません。

ゲーム株は景気敏感株ほどではないものの、市場全体がリスク回避に傾くと高PER銘柄の一角として売られやすい面があります。

また、コーエーテクモは、1円の為替変動が営業利益に1億円以上の影響を与えるとしています。
円高が進行した局面や、市場全体がリスクオフに傾いた局面では評価が冷えやすい点も頭に入れておきましょう。

まとめ:今後のゲームソフトの売れ行きに注目

『ぽこ あ ポケモン』の発売4日で世界220万本という強い初動は、コーエーテクモホールディングス(3635)にとって投資家心理を大きく改善させる材料となりました。

第4四半期の大型タイトル群の販売状況次第では、通期業績の達成だけでなく、来期以降のコンソール・PC事業の成長期待も高まる可能性があります。

一方で、本タイトルの売上がそのまま同社の利益に直結するわけではなく、株価指標や信用需給を見る限り、すでに一定の期待が織り込まれている点には注意が必要です。短期的には材料出尽くしによる値動きの荒さも想定されます。

今後は、発売されるタイトルの販売動向やコンソール・PC事業の成長トレンドが本格的に定着するかの見極めが重要になります。

大型タイトルの成功が継続し、パイプラインの強さが実績として示されれば、コーエーテクモの評価が中長期的に引き上げられる展開も期待できるでしょう。

image by:SJBright / Shutterstock.com
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本記事は日本投資機構が運営する経済メディア『INVEST LEADERS』からの提供記事です。
※タイトル・リード・見出しはMONEY VOICE編集部による

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