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日経平均は反発、買い先行も上値の重い展開

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 日経平均は反発。475.35円高の52938.62円(出来高概算8億6176万株)で前場の取引を終えている。

 前日2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は61.07ドル安の46504.67ドル、ナスダックは38.23ポイント高の21879.18で取引を終了した。トランプ大統領が国民に向けた演説でイラン戦争終了に向け今後数週間攻撃を強化する計画を警告、警戒感が広がった。ホルムズ海峡閉鎖の長期化による供給混乱を警戒し原油が上昇するに連れ下落した。中盤にかけイランがオマーンとホルムズ海峡の航行を巡る協定案を策定中との報道や国連安全保障理事会のホルムズ海峡再開に向けた措置を支持する決議案採決の可能性が報じられ、原油価格が反落すると、相場は下げ幅を縮小。ナスダックはプラス圏を回復した。

 米株式市場の動向を横目に、3日の日経平均は576.13円高の53039.40円と反発して取引を開始した。朝方は半導体関連などを中心に買いが先行したが、買い一巡後は戻り待ちの売りが上値を抑え、前引けにかけて上げ幅をやや縮小した。米長期金利が低下したことに加え、昨日の日経平均が1200円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。ただ、海外市場でWTI原油価格が高止まって推移するなか、中東情勢の先行き不透明感・週末の情勢変化が警戒され、投資家心理を慎重にさせた。

 個別では、ファーストリテ<9983>、アドバンテ<6857>、フジクラ<5803>、東エレク<8035>、TDK<6762>、村田製<6981>、京セラ<6971>、太陽誘電<6976>、住友電<5802>、イビデン<4062>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、良品計画<7453>、KDDI<9433>、キオクシアHD<285A>などの銘柄が上昇。

 一方、中外薬<4519>、ソフトバンクG<9984>、ニトリHD<9843>、スズキ<7269>、キリンHD<2503>、大塚HD<4578>、武田<4502>、協和キリン<4151>、川崎汽船<9107>、ルネサス<6723>、エーザイ<4523>、花王<4452>、大林組<1802>、積水ハウス<1928>、ソシオネクスト<6526>などの銘柄が下落。

 業種別では、非鉄金属、電気機器、機械などが上昇した一方で、医薬品、繊維製品、銀行業などが下落した。

 後場の日経平均株価は、上げ幅を縮小しながらも底堅さを探る展開が意識されよう。前場は半導体関連の買い戻しが指数を押し上げた一方、原油高と円安への警戒が残り、上値追いには慎重さもみられた。3日の米株市場は休場となるが、市場では今晩公表される3月の米雇用統計に一定の注目が集まっている。市場予想では非農業部門雇用者数が5.9万人増、失業率は4.4%の見通しとなっており、労働市場の減速を示す結果となればスタグフレーションへの懸念が一段と強まりやすい。後場は、これらの結果を見極めたい雰囲気に加え、引き続き為替とエネルギー価格をにらみながら、前場に買われた半導体株の戻りが維持されるかが注目点となる。

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