フェローテック<6890>は15日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.3%増の2,889.33億円、営業利益が同14.4%増の275.61億円、経常利益が同2.0%増の260.63億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.1%減の148.86億円となった。
半導体等装置関連事業の売上高は1,851.39億円(前期比12.0%増)、営業利益は160.48億円(前期比30.4%増)となった。半導体全体及び半導体製造装置の需要が伸長するなか、同社の真空シール、各種製造装置向け金属加工製品及びセラミックス製品は米国メーカー、中国メーカーからの注文増などもあり大幅増収、半導体製造プロセスに使用される石英製品、部品洗浄サービスなども、工場稼働率の回復を背景に売上を伸ばした。一方、CVD-SiC製品は中国工場立上げの難航が影響しやや減収、石英坩堝も太陽光パネルメーカー向け出荷の抑制により減収となった。
電子デバイス事業の売上高は575.84億円(前期比14.1%増)、営業利益は104.65億円(前期比26.9%増)となった。サーモモジュールは、旺盛な生成AIサーバー投資を背景に、関連する光トランシーバーメーカー向けの売上が増加、利益面でも大きく貢献した。パワー半導体用基板はエネルギー分野向けなどで売上を伸ばした。センサの収益は前年度の大泉製作所の決算期変更影響で第1四半期の収益計上が無かったのに対し、今期は収益計上しているため3カ月分純増となった。
車載関連事業の売上高は292.45億円(前期比4.0%減)、営業利益は26.94億円(前期比25.1%減)となった。主要市場であるEV市場が調整局面にあり、サーモモジュール、パワー半導体用基板ともに販売が減少した。特に年央からのAMB基板の販価下落が利益面でも下押し要因となった。センサの収益は電子デバイスでの説明同様、大泉製作所の決算期変更影響のため純増となった。
その他の売上高は169.64億円(前期比39.8%減)、営業損失は2.97億円(前期は8.43億円の利益)となった。ソーブレード、工作機械、太陽電池用シリコン製品等の事業を含んでいる。工作機械が前期比で大きく減収、太陽電池用シリコン製品も減収となった。
同社は、2026年6月26日に開催予定の第46期定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認されることを条件として、2026年度より決算期を12月期に変更(期末日を3月31日から12月31日に変更)することを予定している。2026年12月期通期の連結業績予想については、売上高が3,500.00億円、営業利益が380.00億円、経常利益が360.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が230.00億円を見込んでいる。
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