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オリオンビール—2026年3月期は過去最高の売上・営業利益を更新、収益性改善策が奏功

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オリオンビール<409A>は5月14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.9%増の297.13億円、営業利益が同24.0%増の43.14億円、経常利益が同19.5%増の41.18億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同50.1%減の36.41億円となった。アサヒグループホールディングスのシステム障害による影響を受けつつも、海外市場のトップラインを大きく伸ばしたほか、収益性改善策を強力に推進したことで、一過性要因を除いた調整後ベースで過去最高の売上高および営業利益を更新した。なお、親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、前連結会計年度に計上した不動産売却益の剥落などが主因である。

酒類清涼飲料事業の売上高は前期比5.3%増の239.21億円、セグメント利益(営業利益)は同13.5%増の36.34億円となった。2025年4月に実施した値上げに伴う反動減があったものの、5月以降は数量ベースでも順調な回復をみせた。利益面においては、名護工場の冷凍・空気圧縮設備の更新による電力削減や、昨年度から実用化した高濃度醸造の導入が原価率の低減に大きく寄与した。マーケティング面では、沖縄が持つ人とのつながりや幸福感を象徴するブランドメッセージを新CM等で訴求し、強固な県内ポジションを維持した。海外市場では、約1,000万人の在沖米軍駐留経験者をターゲットとした米国市場が大きく牽引したほか、英国の提携先を通じたアセットライトなライセンス製造モデルにより、物流コストを抑えた欧州展開を加速させた。

観光・ホテル事業の売上高は同5.7%減の57.91億円、セグメント利益(営業利益)は同139.2%増の6.90億円となった。9月末のオリオンホテル那覇の運営終了に伴う損益剥落によりセグメント全体では減収となったものの、主軸であるオリオンホテルモトブリゾート&スパにおいてファミリー層やインバウンドやの取り込みが非常に好調だった。特に自社ホームページ経由の予約インセンティブ向上や、沖縄北部の新テーマパーク「ジャングリア」の開業効果が想定以上に大きく貢献した。客室単価向上のためのレベニューマネジメント強化や、客室運営の効率化によるコスト削減が実を結び、大幅な増益を達成した。

2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.7%増の311.19億円、営業利益が同0.9%増の43.52億円を見込んでいる。また、当期の好調な業績着目を踏まえ、1株当たりの年間配当金を当初計画から4.00円増配し、年間44.00円とすることを発表した。さらに、5.5億円を上限とする自己株式取得の実施を決定するなど、安定的な配当拡充とともに株主還元の充実をさらに進める方針である。

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