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東京電力が分割!来年4月からの電力自由化に向け、電力各社が盛り上がる!?

一見企業に関係ないニュースでも、「風吹けば桶屋が儲かる」なんて言葉があるように、必ずその出来事に関連した会社が注目を浴びるもの。ということで、ここでは毎回1つのニュースをピックアップ。それに関連する注目の上場企業を紹介します!

東京電力が持ち株会社制への移行で発足する3事業会社の社名を発表

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 電力関連企業に注目!

来年4月に4つの会社に分割する東京電力グループ。新体制は持株会社の「東京電力ホールディングス」の傘下に、燃料・火力発電事業会社「東京電力フュエル&パワー」、送配電事業会社「東京電力パワーグリッド」、小売電気事業会社「東京電力エナジーパートナー」が並ぶ形になります。

電力事業は今大変盛り上がっており、これも来年4月から実施される、家庭向けの電力小売りの自由化によるもの。これまでは50kW以上の大口向けのみ自由化でしたが、これが50kW未満の一般家庭など小口電力にも適用される運びとなります。

そこで今回は、電力関連企業に注目します。まず各地方ごとの電力会社にはもちろん注目。東京電力と並ぶ規模をもつ関西電力<9503>。原子力・石炭火力のウエートが大きい北海道電力<9509>。東北6県と新潟へ供給している東北電力<9506>。北陸3県に供給している北陸電力<9505>。国内3位の中部電力<9502>。石炭火力の割合が高い中国電力<9504>。通信事業にも強い九州電力<9508>。民間利用率が高い沖縄電力<9511>

そして電気工事などを行う会社にも注目です。電気設備最大手の関電工<1942>。火力、原子力発電所主体のメンテナンスなどの東京エネシス<1945>。電気工事業の大手トーエネック<1946>。関西電力系のきんでん<1944>といった企業が上げられます。

また自由化により各電力会社が今までにないサービスを提供してくることも考えられます。そこで注目なのはポイントカードではないでしょうか。電気料金の支払いでポイントが付与されるようになることは想像できますよね。ポイントカード2強であるTカードとPonta。Tカードを展開するのはカルチュア・コンビニエンス・クラブで上場していませんが、Pontaはローソン<2651>なので購入することができます。

現在、小口電力の市場規模は約8.1兆円、契約者数は約8400万件に及びます。この規模が自由化となるため、これからは顧客の取り合いが始まるかもしれません。そのため、電力事業はこれから確実に注目しておきたいですね。

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