不動産投資のための物件探しはまず、不動産売買の検索サイトでめぼしい物件を見つけるところから始まります。基本的には「これは!」という物件が見つかるまでは「待ち」の状態。では実際に購入したい物件を見つけた時はどうすればいいのでしょうか?
不動産投資初心者に向けたメルマガ『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』によると実際に現場に行って見てみるとよいとのことです。今回は、実際に見に行ったときにチェックすべきポイントについて解説してくれています。
プロフィール:姫野秀喜(ひめの ひでき)
姫屋不動産コンサルティング(株)代表。1978年生まれ、福岡市出身。九州大学経済学部卒。アクセンチュア(株)で売上3,000億円超え企業の会計・経営計画策定などコンサルティングに従事。合間の不動産投資で資産1億円を達成し独立。年間100件以上行う現地調査の情報と高い問題解決力で、顧客ごとに戦略策定から実行までを一貫してサポートしている。
めぼしい物件を見つけたら現地に行ってみる
不動産は現場が命。実際に不動産の現地に来て何をチェックすればよいのでしょうか。
現地調査4つのチェックポイント
- 周辺の利便性
- 住環境
- 物件そのもの
- 住人の雰囲気
です。
1つずつ見ていきます。
1.周辺の利便性
これ、当たり前ですが、あまりに利便性が悪いと誰も住んでくれないことになります。なので自分が住む気持ちで便利かどうか最低でも以下をチェックしましょう。
- 駅からの距離
- スーパー、コンビニまでの距離
- 駐車場の有無、距離
駅からの距離は都心では重要です。最寄駅まで歩いてチェックしましょう。
また、女性は夜道が暗いと不安で借り手がつかないので、道が明るいかなどもチェックしましょう。
2.住環境
住環境については
- 周辺の家の騒音
- 日当たり
- 道幅
などをチェックしましょう。
特に、物件自体が良くても周辺が騒がしかったりすると入居者がすぐに出て行ってしまったりして安定稼働が難しくなります。
また、日当たりについては夜に下見に行った場合はチェックできないので昼にチェックする必要があります。
3.物件そのもの
- 壁や表面のひび割れ
- 柱のサビ
- エアコンの有無
- ガス、水道、電気が壊れていないか
- 外灯はちゃんとついているか。
物件については新築ではないのでサビやヒビはあって当然です。
ただ、明らかに躯体が腐っているものや斜めに大きな亀裂が入っているものは要注意です。
タテやヨコのヒビは、外壁の熱による膨張などで起きるのですが斜めのヒビや亀裂は躯体の歪みなどが原因の可能性があります。(もちろんすべてではありませんが、注意するという意味で記載しています)
物件そのものの歪みは修繕に大変お金がかかりますので、避けたほうが無難です。
4.住人の雰囲気
すでに入居者がいる場合は、どんな人が住んでいるのか調べるために
- 共用部のゴミ、汚れ、私物の置き方
- 窓の汚れ
- 昼/夜の騒音
- バイク/自転車などの管理
- 入居率(アパートやマンションの場合)
などをチェックします。
特に、共用部分に灯油缶が置いてあったり、ごみが放置されていたりすると放火の原因になったり、新しい入居者が内見に来た時に、感じが悪く入居率が下がる要因の一つとなります。
もし私物を大量に共用部においている住民がいる場合、購入するタイミングで、先方の不動産会社に私物を室内に戻すことを条件に加えるとよいです。
いずれにせよ、ほかの入居者に迷惑をかける行為が日常的に行われていないかをチェックし、入居率が低下するのを買い付ける前からチェックする必要があります。
ということで、本日は現地調査に行ってチェックする4つのポイントについて記載しました。
現地調査は結構細かく何度も見に行くので、現地調査は面倒だなと思われた方もいるかもしれません。
しかし、実際のところは、ご心配なく。
現地に行って下見したいと思えるような素晴らし物件には、そうそう出会いません。週に5分のフド活を続けていても現地調査に行くほどのものはなかなか見つかりません。なので、本当に見つかったら、ラッキー!くらいの気持ちでいればいいと思います。
数百万円の自動車を買うとき、数十万円の海外旅行をする時、数百万円のアクセサリーを買うとき、数万円のパソコンを買うとき何度もパンフレットやネットの情報や店員の意見を聞いて、何度もチェックしますよね。
それとおんなじです、不動産もワクワクしながら何度もチェックしましょう。
でわでわ。
『1億円大家さん姫ちゃん☆不動産ノウハウ』2015/8/7号より抜粋 無料メルマガ好評配信中 [無料 ほぼ 平日刊]
※太字はマネーボイス編集部による
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