■NY株式:米国株式市場は反発、利上げ警戒感が後退
米国株式市場は反発。ダウ平均は9.63ドル高の52508.27ドル、ナスダックは233.83ポイント高の26107.01で取引を終了した。
対イラン攻撃強化やIBMが重しとなり、寄り付き後、まちまち。消費者物価指数(CPI)の鈍化で利上げへの警戒感が後退するに連れ相場は持ち直した。長期金利の低下を好感し、ナスダックは続伸。終盤にかけ、ダウも上昇に転じ、終了した。セクター別では半導体・同製造装置が上昇した一方、ヘルス機器・サービスが下落。
金融のゴールドマン・サックス・グループ(GS)は第2四半期決算で株式トレーディング収入が過去最高を記録するなど好調な内容を好感し、上昇。ITサービス・コンサルティング会社のインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)は4-6月期の暫定売上高が市場予想を下回ったほか最高経営責任者(CEO)が投資家向け書簡でインフラビジネスの弱さを指摘し、大幅下落。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウドストライク・ホールディングス(CRWD)はIBMのCEOが顧客のサイバーセキュリティへの懸念を明らかにしたため、買われた。
携帯端末のアップル(AAPL)はアナリストが最近の商品の値上げで売り上げの伸びが圧迫されるとの分析で、投資判断を引下げ、下落した。高級電気自動車メーカーのルーシッド・グループ(LCID)はのちに否定したが、非上場、連邦破産法11条申請などを模索しているとの報道を受け、大幅安。銀行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は四半期決算で金利収入が予想に満たず、売られた。
連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は下院金融委員会での証言で、5年間続いてきた高インフレを鎮静化していく決意を表明した。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:原油価格上昇に連れ、ドル買い戻しが強まる
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は161円63銭まで下落後、162円29銭まで上昇し、162円24銭で引けた。
米6月消費者物価指数(CPI)の鈍化で年内の利上げ観測が後退し、一時ドル売りが優勢となった。その後、ウォーシュFRB議長が下院証言でCPIの結果を受け、「任務完了」とは認識していないとし、高インフレを容認しないと、断固とした姿勢を示したほか、米軍がイラン軍事施設の追加攻撃を発表し、原油価格上昇に連れ、ドル買い戻しが強まった。
ユーロ・ドルは1.1405ドルから1.1462ドルまで上昇し、1,1420ドルで引けた。
ユーロ・円は184円98銭から185円49銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3443ドルへ上昇後、1.3367ドルまで下落した。
ドル・スイスは0.8116フランから0.8061フランまで下落。
■NY原油:続伸、米のイラン沿岸封鎖再開・攻撃再燃で供給リスク意識
7月14日のNY原油先物8月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前営業日比+1.66ドル(+2.12%)の79.80ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは77.86-81.27ドル。米軍がイラン沿岸への海上封鎖を再開したうえ、イランへの攻撃も継続していると伝わり、ホルムズ海峡における供給途絶リスクが強く意識されて買いが優勢となり、81.27ドルまで値上がりした。前日には米国がホルムズ海峡通過船舶への通行料徴収方針を示したことを受けて9%超急伸しており、地政学リスクプレミアムの積み上がりが続いている。通常取引終了後の時間外取引では主に79.9ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 60.62ドル +1.12ドル(+1.88%)
モルガン・スタンレー(MS) 227.67ドル +6.58ドル(+2.97%)
ゴールドマン・サックス(GS)1140.00ドル +94.09ドル(+8.99%)
インテル(INTC) 107.76ドル +4.64ドル(+4.49%)
アップル(AAPL) 314.86ドル -2.45ドル(-0.77%)
アルファベット(GOOG) 357.33ドル +6.66ドル(+1.89%)
メタ(META) 661.04ドル +4.31ドル(+0.65%)
キャタピラー(CAT) 933.34ドル +1.87ドル(+0.20%)
アルコア(AA) 49.06ドル +0.34ドル(+0.69%)
ウォルマート(WMT) 113.70ドル -1.08ドル(-0.94%)
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