米労働統計局が発表する8月雇用統計で失業率は4.1%と、7月と同様歴史的にも低水準を維持する公算となっている。非農業部門雇用者数は+5万人と、7月-2.3万人から回復が期待されている。
先行指標のひとつISM製造業景況指数の雇用は51.2と、7月52.8に続き2カ月連続で50を上回り活動拡大となった。予想は下回った。また、民間部門の雇用統計となるADP雇用統計の8月分は+3.8万人と1月来で最低の伸びにとどまった。
コンファレンスボードが発表した8月消費者信頼感指数で、エコノミストが雇用状況を判断するうえで注視している雇用「十分」27.0と「困難」22.5の差は7.5と、7月2.7から改善し4月来で最高となった。しかし、1年前の11.1からは低下。連邦準備制度理事会(FRB)高官と違い、消費者は将来の雇用状況に悲観的で、6カ月先に雇用が増加するとの見方は14.6と、16.4から低下し、年初来で最低となった。雇用減少予想は26.1と、25.3から上昇した。賃金の上昇予想も17.6と、19.5から低下し、年初来で最低となった。また、7月JOLT求人件数は表明的には労働市場の健全さが示されたものの、6月分の大幅下方修正による結果で、実際は冴えない内容と指摘されている。8月雇用統計でも7月に続き2カ月連続で雇用減少リスクも懸念材料となる。ネガティブサプライズはドル売りに拍車をかける。
■8月雇用先行指標
●ADP雇用統計:・ADP雇用統計:+3.8万人
(予想:+4.7万人、7月:+4.6万人←+4.4万人)
●ISM製造業景況指数雇用:雇用:51.2(予想52.5、52.8)
●コンファレンスボード消費者信頼感指数
〇雇用
十分:27.0(24.4)
不十分:53.5(53.9)
職を見つけるのは困難:19.5(21.7)
〇6カ月先
雇用増:14.6(16.4)
雇用減:26.1(25.3)
不変:59.3(58.3)
〇賃金
上昇:17.6(19.5)
低下:13.8(12.6)
不変:68.6(67.9)
〇労働市場:「雇用が十分」と「困難」の差
7.5(2.7)
■市場予想
・米・非農業部門雇用者数:予想:+5万人、7月:+3万人)
・米・失業率:予想4.1%、7月:4.1%
・米・平均時給:前月比+0.3%、前年比+3.1%、7月:+0.1%、+3.2%)
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