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ダイキアクシス Research Memo(1):2026年12月期中間期は大幅な増収増益。通期予想は現時点で据え置き

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■要約

ダイキアクシス<4245>は、浄化槽・排水処理システムを中心とする「環境機器関連事業」をはじめ、祖業である「住宅機器関連事業」、並びに2018年12月期よりセグメント化した「再生可能エネルギー関連事業」を3本柱としている。「環境を守る。未来を変える。」というミッションの下、ESG経営を志向しており、とりわけ社名の由来である「水を軸(アクシス)」として、水環境関連のSDGs「安全な水とトイレを世界中に」をグローバル視点で推進してきた。今後、市場が発展する東南アジアや南アジアにおいて中規模水処理分野の業界トップを目指し、新興国での成長を図る考えである。2025年3月に公表した中期経営計画(2025年12月期~2027年12月期)では、世界の水衛生問題の解決に向け、国内の浄化槽メーカーから、「グローバルな水ビジネスプレイヤー」を目指す方向性をより強く打ち出している。

1. 2026年12月期中間期の業績概要
2026年12月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比9.0%増の25,606百万円、営業利益が同108.2%増の1,093百万円と増収増益となった。主要3事業がそれぞれ順調に伸長した。「環境機器関連事業」は、ストックビジネス(保守、修繕)の積み上げやインドを中心とする海外事業の伸びが増収に寄与した。「住宅機器関連事業」は、建築・設備工事業における大型案件が順調に進捗した。「再生可能エネルギー関連事業」では、グリーンデータセンターの稼働開始やバイオディーゼル燃料の販売拡大などが増収要因となった。利益面では、資材費や輸送費、外注費の高騰による影響を受けながらも、原価高騰分の価格転嫁や利益率の高い大型案件の進捗、製品ミックスの良化などにより売上総利益率が改善した。また、人的資本投資やデジタル投資等を進めつつ、販管費全体を抑えたことで大幅な営業増益となった。

2. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の業績について同社は、期初予想を据え置き、売上高を前期比3.5%増の50,000百万円、営業利益を同14.0%増の1,450百万円と見込んでいる。引き続き主要3事業がそれぞれ伸長する見通しである。利益面でも、海外事業や「再生可能エネルギー関連事業」による収益の底上げにより増益を確保する。なお、中間期業績の進捗率が高かったにもかかわらず、通期予想を据え置いたのは、中東情勢等によるコスト上昇圧力が継続するなか、大型工事の採算性確保、並びにコスト上昇分の価格転嫁タイムラグを慎重に見極める必要があると判断したことが理由である。

3. 中期経営計画の方向性
2025年12月期よりスタートした中期経営計画(2025年12月期~2027年12月期)では、世界の水衛生問題の解決に向けて、「環境機器関連事業」における海外展開を加速する方針である。また、「住宅機器関連事業」の利益体質の強化に取り組むとともに、「再生可能エネルギー関連事業」についてはグリーンデータセンターやバイオディーゼル燃料を積極的に推進する。最終年度の目標として売上高53,000百万円、営業利益1,450百万円、自己資本比率31.0%、ROE9.7%を目指している。

■Key Points
・2026年12月期中間期は主力3事業が順調に進捗し大幅な増収増益を実現
・中東情勢等の影響を慎重に見極めるため、通期予想については現時点で据え置き
・2年目を迎えている中期経営計画では、世界の水衛生問題の解決に向けて、「グローバルな水ビジネスプレイヤー」を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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