26日の日本株市場は、売り先行で始まった後は半導体や人工知能(AI)関連株の底入れを見極めながらの押し目拾いの相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが652ドル安、ナスダックは53ポイント安だった。中東情勢を巡る不透明感からWTI原油先物価格は1バレル103.27ドルと約6カ月ぶりの高値となったほか、インフレ懸念の高まりにより長期金利が上昇したことが重荷になった。消費関連や景気敏感株が売られる一方で、AI関連株の一角には買い戻す動きがみられた。シカゴ日経225先物は大阪比270円安の62640円。円相場は1ドル=156円90銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで中盤にかけて62090円まで売られた後は、米国市場の取引開始後に下げ渋る動きをみせており、62640円でナイトセッションの取引を終えている。前週末に61630円まで売られ、ボリンジャーバンドの-2σまで下げる場面が見られていたが、ナイトセッションでは同バンドを上回っての推移をみせており、自律反発を意識した押し目拾いの動きが意識されやすい。
米国では景気敏感株などが売られる一方で、マイクロン・テクノロジーやマーベル・テクノロジーなどが買われ、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は反発した。こうした流れから、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、キオクシアHD<285A>、ソフトバンクG<9984>など指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角には自律反発狙いの買いが入るかが注目される。
原油高を背景に資源株などに資金が向かいやすいだろう。情報漏洩が社会問題となるなかで、サイバーセキュリティ関連の一角にも資金が向かいやすい状況は続きそうだ。また、決算発表が本格化してきたが、前週末にファナック<6954>が決算とあわせて通期業績予想の上方修正と自社株買いを発表。同社がポジティブ視されるようだと、フィジカルAI関連株へ物色に広がりがみられる可能性はあるだろう。
そのほか前週末に決算を発表したところでは、宝HD<2531>、シスロケ<2480>、ラサ商事<3023>、メディパル<7459>、川崎船<9107>、KOA<6999>、長野計器<7715>、琉球銀<8399>などの動向が注目されそうだ。
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