米労働省が発表する10月雇用統計の失業率は4.2%と、9月と同水準を維持すると予想されている。また、非農業部門雇用者数は+6.5万人と、9月2.92万人から伸びが拡大する見込み。平均時給は前月比+0.3%へ+0.1%から加速、前年比では+2.9%と、+3.0%から鈍化が想定されている。先行指標は軒並み労働市場の強さを示しており、雇用統計で、年内の追加利上げの正当性を判断していくことになる。
先行指標のひとつ米民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計は+8.6万人と予想+6.7万人を上回った。全米の製造業活動を示すISM製造業指数の10月分の雇用項目は52.4と、9月52.7から低下も4カ月連続で拡大と縮小の境目となる50を上回った。人工知能(AI)データセンターなどの建設が支援した。ISM非製造業雇用は51.4と、9月50.1から低下予想に反し上昇し、2月来で最高を記録。2カ月連続で活動拡大を示唆する50を上回った。米国経済の7割を消費が占めるため、同指数の雇用の強さは、全米の労働市場の強さを示唆。9月JOLT求人件数も752.3万件と、8月719万件から増加し、5月以来で最高となった。従業員の労働市場の自信を表す、自主退職率は2.1%と昨年6月以降で最高に達した。自主退職者総数は340万人で、前年同月から37.5万人増加した。10月消費者信頼感指数で、エコノミストが労働市場状況を判断する上で注視している雇用が十分:26.7(24.3)と、職を得るのが困難:21.4(21.4)の差は5.3と、前月の2.9から上昇し4月来で最高となり、雇用改善が確認された。
■雇用統計先行指標
●10月ISM製造業雇用:52.4(予想52.0、9月52.7)
●10月ISM非製造業雇用:51.4(予想50.0、9月50.1)
●10月ADP雇用統計:+8.6万人(予想:+6.7万人、9月:+8.6万人←+9万人)
●9月JOLT求人:752.3万件(8月719万件)
●10月消費者信頼感指数
雇用
十分:23.6
不十分:54.5
困難:21.9
雇用「十分」23.6と「困難」21.9:1.7(4.2)
●新規失業保険申請件数
10/17:19.4万人
継続受給者
10/10:172.8万人
●米雇用統計予想
失業率:4.2%(9月4.2%)
非農業部門雇用者数:+6.5万人(+2.9万人)
平均時給:前月比+0.3%(+0.1%)、前年比+2.9%(+3.0%)
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