fbpx

さらに精度向上!日経平均の妥当水準を示す「理論株価」6つのシナリオ=日暮昭

日経平均の妥当水準を示す指標「理論株価」の精度が再推計によって高まりました。相場の先行きについて、予想EPSと為替の変化を想定した6シナリオで分析します。(『資産運用のブティック街』日暮昭)

プロフィール:日暮昭(ひぐらしあきら)
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を用いた客観的な投資判断のための市場・銘柄分析を得意とする。

※本記事は有料メルマガ『資産運用のブティック街』2017年7月25日号を一部抜粋・再構成したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

市場は業績の先行きを楽観視か。6つのシナリオで日経平均を推計

再推計で精度が高まった「理論株価」

この度、日経平均の妥当水準を示す指標として当講座でもしばしば登場しております「理論株価」を再推計しました。

再推計は推計期間をこれまでの2016年6月から2017年6月まで1年間延長し、近時の相場情勢を折り込むことで日経平均の変動を捉える精度を高めることを目的としたものです。

理論株価の説明要因は従来同様、業績(日経平均ベースの予想EPS)と為替(米ドルレート)の2つですが、今回の再推計により日経平均の説明力が向上しました。再推計の結果得られた新しい理論株価の決定式は以下の通りです。

理論株価=-3861+75.0×【予想EPS】+103.6×【米ドルレート】

下図は日経平均と理論株価の推移を推計期間について示したグラフです。

<推計期間における日経平均と理論株価の推移(月末値)2002.5~2017.6>

170727higurashiakira_1

2008年のリーマン・ショック前の上昇局面とリーマン・ショック、その後の低迷期と2012年の衆議院解散を機にスタートしたアベノミクス相場、そして2015年につけたピーク後の下落とトランプ・ショック後のラリーまで理論株価は日経平均の色々な局面をよく追っていることがわかります。

今回の理論株価再推計の詳しい内容については、個人を対象とした投資学習サイト「資産運用のブティック街」の「理論株価とはをご覧ください。

理論株価が真の説明力を試される推計期間以降の7月について見ると、理論株価と日経平均のかい離は100円(0.5%)程度に収まる場面が多く、理論株価と日経平均の一体性は強いと言えます。

Next: ファンダメンタルズの変化に対応。シナリオ分析で探る「日経平均の相場観」

1 2

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー