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膠着相場を打破する材料は? FOMC後のユーロと欧州株に注目すべき理由=高梨彰

日経平均VIが最低水準を更新するなか、日本発の材料が市場を動かす余地は当分なさそうです。そこで、目先可能性があるとすればユーロでしょうか。(『高梨彰『しん・古今東西』高梨彰)

※本記事は有料メルマガ『高梨彰『しん・古今東西』』2017年7月26日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:高梨彰(たかなし あきら)
日本証券アナリスト協会検定会員。埼玉県立浦和高校・慶応義塾大学経済学部卒業。証券・銀行にて、米国債をはじめ債券・為替トレーディングに従事。投資顧問会社では、ファンドマネージャーとして外債を中心に年金・投信運用を担当。現在は大手銀行グループにて、チーフストラテジスト、ALMにおける経済・金融市場見通し並びに運用戦略立案を担当。講演・セミナー講師多数。

FOMC後に動意も?極限まで煮詰まる価格変動率(ボラティリティ)

まず見るべきはユーロ

日経平均ボラティリティインデックス(VI:変動率指数)が2007年の登場以来最低水準を更新する姿を見るにつけて、相場を揺さぶる存在を探す欲求が高まります。

日本発の材料は、政治にしても泥仕合化していて、当分市場が入り込む余地はなさそうです。唯一、テレビに映る安倍さんの顔色が冴えず、体調問題が出ないか案じる程度です。

チャートや出来事等をみて、目先可能性があるとすればユーロでしょうか。ユーロ安からユーロ高に転じて、対米ドルで1.15を抜け、1.20程度まであまり過去の出来高がありません。FOMC(Federal Open Market Committee:連邦公開市場委員会)にて、ドル安を促す材料が出た場合、まず見るべきはユーロです。

ここもとの動きをみると、ユーロ安は欧州株高ユーロ高は欧州株安に繋がっていました。今年はユーロ安からユーロ高に転換、独DAX指数などは高値から調整気味です。

ユーロ/米ドル 日足(SBI証券提供)

ユーロ/米ドル 日足(SBI証券提供)

独DAX指数 日足(SBI証券提供)

独DAX指数 日足(SBI証券提供)

欧州株の動きに素直に反応しやすい日経平均株価

日経平均先物の夜間取引をみても、欧州株の動きにある程度沿った動きをします。日経平均VIが最低水準を更新、煮詰まり感が強まる中で、欧州株がFOMCを経て新たな動意を得たときには、日経平均株価も素直な反応を示す公算が高そうです。

ドル円欧州時間に入ってから動意付くところをみても、今日から明日に掛けてはFOMCを経た欧州市場の反応を基準として動こうかと思っています。動けば、の話ではありますが。

好決算が出る度に「寄り高→戻り売り」から上値が抑えられる一方、証券界に近いメディアほど「好決算受け上昇、個別銘柄物色」だけで話を終えるケースが目立ってきています。

そんなことを勘案すると、日本株&ドル円が上値を抜けるには相当の力が必要である気がします。「安倍さん危うし→大型財政支出、日銀黒田総裁も協力して追加緩和」級の力が出てこないと厳しいかと感じ、株のベア投信に目が行くのですが…、明日の夜明け前、FOMC声明文を読みつつ動いてみます。

今回のまとめ

  • ユーロの上下→欧州株の上下から全体を考えてみる
  • Fedがハト派でドル安・ユーロ高は株安に転じやすい
  • 好決算後の値動きが刹那的すぎて…

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高梨彰『しん・古今東西』』(2017年7月26日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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