本当に大丈夫? ビットコイン先物期待の「上場前フロントランニング」=持田有紀子

週末の日本株は力強かった。エルサレム問題や米政治問題でリスク回避が進んでも「結局、相場は戻る」との楽観論が根強い。ビットコイン高騰もそれに拍車をかけている。(『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』持田有紀子)

※本記事は、『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』 2017年12月8日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:持田有紀子(もちだゆきこ)
慶応義塾大学法学部政治学科卒。野村証券入社、本社・商品本部で株式トレーダーを経て、女性初の総合職として本店営業部へ。株式オプション課や営業課を経験する。退社後は人事コンサルティングの分野で活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のためのコンピテンシーモデルの開発などに携わる。2005年にアルジャントレード(株)を立ち上げ、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報サービスに関わっている。現在、同社における代表取締役。マネーコンサルタント。

どんなリスクも無視する「楽観ムード」醸成にビットコインも一役

市場に蔓延する「何とかなるだろう」

12月7日に引き続き、8日の日本株も堅調で力強い。ひとつには、エルサレム問題で過剰に反応して、リスク回避に進んでしまったことの反動であろう。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

もうひとつは、アメリカ議会の政治イベントである。減税法案の一本化に加えて、12月8日に期限切れとなる暫定予算の行方や、債務上限の引き上げ時期の問題である。
(※編注:本稿執筆12月8日12:00時点。予算については12月9日から22日までのつなぎ予算案が上下両院で可決された)

これらはすべて「何とかなるだろう」という楽観論が台頭している。時間がかかっても、期限ぎりぎりで何とか妥協すると見込まれているのだ。

これは過去5年間の騒動を見てもわかる。結局は相場は戻るのだというパターンが繰り返されている以上は、誰もこれらを材料としてポジションを外そうとはしなくなるだろう。

こうした傾向は北朝鮮問題にも類似したものが見られる。ミサイルを発射しても、もはや誰もリスク回避しない

もしもビットコイン相場が反転したら…?

そして一方では、ビットコインが高騰している。たった3カ月前にスランプしたときには3,000ドル台まで落ちたのだが、それが今や17,000ドル台もつけてきた(※編注:本稿執筆12月8日12:00時点)。

史上最高値であることは言うまでもない。今週からCBOEやCMEにビットコイン先物が上場されるのを前に、フロントランニングが入っているようである。これが少なからずマーケットのムードを盛り上げているのは事実だ。

ビットコインは変動性が大きい分だけ、たいへんリスク性に敏感である。これが高騰しているうちは、レガシーの金融市場でも「おいらも一発」という感じで、株買いなどに勢いづくのは想像に難くない――

続きはご購読ください。初月無料です


※本記事は有料メルマガ『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』2017年12月8日号の一部抜粋です。日銀会合やFOMCなどの重要イベントを控えた今、平日毎日発行中のメルマガをリアルタイムで受信したい方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

【関連】洞口勝人の「ザッ 資産運用!」FXレバ規制や米国の景気悪化が波乱要因に?(動画付)

【関連】ゴールドマンが異例の警告。アメリカ株式の黄金時代はいつ終わるのか?=今市太郎

【関連】ソフトバンクと楽天の「投資事業の凄さ」を真面目に語ってみる=シバタナオキ

持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』(2017年12月8日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中

持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~

[月額3,240円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
海外の金融マーケットの動きと本日の作戦。日経先物やFX取引などでその日すぐに役立つトレーディングにおける作戦をはじめ、投資全般のパフォーマンス向上に役立つ情報や今後のマーケットview満載でお届けします。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー

ついでに読みたい