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今晩の米雇用統計は下振れに要注意!「プラス20万人台を維持できるかに注目」=斉藤学

きょう8月7日(金)21:30発表のアメリカ雇用統計、その中でも特に重視される「非農業部門雇用者数」の予想とドル円相場の見通しを『マナブ式FX』でおなじみの斉藤学氏が解説します。市場予想は+22.5万人ですが、今回は下振れの可能性もありそう?

【関連】むしろ、今晩の米雇用統計は上振れの可能性!?

アメリカ雇用統計のポイント(8/7 21:30発表予定)

昨晩のNYダウは、米雇用統計を控えポジション調整が進み、-120ドル安と続落して引けました。一時124.97円まで上昇し高止まりが続いていたドル円も、124.70円台へ下落しています。株安を受け米10年債利回りも2.227%へ下落、ドル円が125.00円を抜けるには材料が必要そうです。

米10年債利回り 日足(SBI証券提供)

米10年債利回り 日足(SBI証券提供)

今晩は雇用者数の下振れに要注意。+20.0万人台を維持できるか

21時30分に発表される米7月非農業部門雇用者数は、前回+22.3万人に対し予想+22.5万人と前回値を小幅に上回る予想になっています。

米非農業部門雇用者数の推移(単位:万人)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015 25.7 29.5 12.6 22.3 28.0 22.3
2014 11.3 17.5 19.2 28.8 21.7 28.8 20.9 14.2 24.8 21.4 32.1 25.2
2013 15.7 23.6 8.8 16.5 17.5 19.5 16.2 16.9 14.8 20.4 20.3 7.4
2012 24.3 22.7 12.0 11.5 6.9 8.0 16.3 9.6 11.4 17.1 14.6 15.5
2011 3.6 19.2 21.6 24.4 5.4 1.8 11.7 6.8 10.3 8.0 12.0 20.0

しかし、水曜日に発表された米7月ADP全国雇用者数は、前回値が+23.7万人から+22.9万人へ下方修正され、予想+21.5万人に対し結果+18.5万人と+20.0万人を下回ってしまいました。

また、民間のチャレンジャー・グレイ・クリスマス社が発表した7月人員削減数は、前年比125.4%増の105,696人となり2011年9月以降で最大を記録、マイクロソフト社がノキア部門閉鎖により7,800人の雇用削減を発表したほか、クアルコムも4,500人の削減を発表、原油などの資源関連の職も失われつつあるため、雇用者数が下振れした時は注意が必要でしょう。

ただ、余程の悪い数値が出なければ年内利上げの方針は変わらないと思われ、FOMCが雇用の正常化と見る+20.0万人台の数値が維持できるかどうか注目です。

ドル円 オーダー状況

125.90円 売り厚め
125.50円 売り
125.20円 売り厚め
125.00円 売り厚め、OP7日NYカット

124.67円 8/7 4:16現在(高値124.92円 - 安値124.55円)

124.50円 割り込むとストップロス売り
124.00円 買い・割り込むとストップロス売り
123.45-50円 断続的に買い
123.00-10円 断続的に買い厚め
122.85円 割り込むとストップロス売り

ドル/円 日足(SBI証券提供)

ドル/円 日足(SBI証券提供)

昨日の日経平均先物は、時間外で-30円安の20635円と小幅に下落しました。ドル円は125円台が重く、米雇用統計発表を控え124円台後半での推移が続くと予想します。

【勝率8割以上!?】毎日配信、よく当たるFX為替レート予想』(2015年8月7日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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