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ラキール Research Memo(1):2026年12月期は増収・大幅増益を見込む。AIへの投資をより積極化

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■要約

1. LaKeel製品やコンサルティングを通じ企業のデジタル化・DX推進・AX推進をサポート
ラキール<4074>は、アプリケーションの開発・運用を支援するLaKeel事業を展開し、ユーザー企業のデジタル化やDX推進、AX(AIトランスフォーメーション)推進をサポートしている。主力はプロダクトサービスで展開する、クラウド型デジタルプラットフォームLaKeel DX及びLaKeel DX上で稼働する部品としてのLaKeel APPSなど製品サービスである。ユーザー企業は必要な期間・必要な機能の対価を支払うことで、クラウドプラットフォーム上でスピーディに利用できるうえ、継続的なバージョンアップによって最新のアプリケーションの開発・運用に対応している。このほか、LaKeel製品を最大限に活用し膨大なデータを分析するコンサルティングサービスや、システムの開発・保守を行うプロフェッショナルサービスなども提供している。

2. 機能部品を組み合わせるだけでビジネスに必要な業務アプリケーションを短期間で開発
LaKeel DXの強みは、高い柔軟性・自由度、高速開発、IT投資効率の向上、保守・運用の省力化にある。ユーザー企業は、LaKeel製品の高い柔軟性・自由度によって、機能部品(コンポーネント)を組み合わせるだけでビジネスに必要な業務アプリケーションを短期間で自ら開発できる。また、機能部品やデータが常に最新に保たれるため、IT投資効率の向上と保守・運用の省力化につながり、ユーザー企業は複雑な運用業務から解放される。この結果、レガシーシステムが抱える「技術的負債」を、ビジネスとともにシステムが成長し続ける「技術的資産」へと変換できるようになる。足元では、このような「サステナブルソフトウェア」としてのLaKeel製品に対する評判が、大手企業を中心に広がっている。

3. 2025年12月期は中間期好調も、大型ライセンス案件を失うなど下期に減速
2025年12月期の業績は、売上高が7,728百万円(前期比3.0%減)、営業利益が445百万円(同20.5%減)となった。中間期は業績好調で増収増益だったが、下期は想定外の減速となり通期で減収減益となった。これは、下期に見込んでいたライセンス販売の大型案件を受注できなかったこと、コンサルティングサービスで新規プロジェクトの開始が遅れたことなどに起因する。これに対して同社は、製品面と営業面で一層のAI強化策を打ち出した。製品面では、製品のAI化を加速するなか、2026年2月にLaKeel DXに新製品LaKeel Bluを統合したLaKeel AI Platformをリリースした。営業面では、2026年12月期よりプロダクトサービスとプロフェッショナルサービスの営業を一体化し、AIエンジニアを増強する方針だ。

4. 2026年12月期は増益予想も「仕込みの年」、次なる成長に向けAIへの投資を一層強化
2026年12月期については、売上高8,000百万円(前期比3.5%増)、営業利益600百万円(同34.7%増)を見込んでいる。2025年12月期下期の減速から中長期的な成長軌道へ回帰するため、基盤構築を優先する「仕込みの年」と位置付けた。そのため、研究開発や製品開発、人材育成の面でより積極的にAIへの投資を実施、特に同社が強みとするHR領域のAIエージェント化などを最重要戦略として定めた。成長戦略については、収益性の高いLaKeel製品のラインナップを拡充することでユーザー企業数を拡大する計画は変わらないものの、主力製品へのAIエージェントの標準搭載やAIエンジニアによるサポート強化などAIへの積極投資を継続し、次なる成長ステージへのステップアップを図る。

■Key Points
・クラウド型デジタルプラットフォームLaKeel DXで企業のデジタル化やDX・AX推進を支援
・ライセンス販売やコンサルティングサービスの低迷で、2025年12月期は減収減益
・2026年12月期は「仕込みの年」。次なる成長へ向け、製品や人材面でAIへの投資を一層強化

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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