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株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(4)

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トリプルアイズ<5026>

まず業績予想に関しまして、当社は2027年8月期の連結業績予想につきまして、現時点では開示を行わない「非開示」とさせていただく判断をいたしました。

その理由といたしましては、記載の通り、連結子会社であります株式会社ゼロフィールドの全株式譲渡に向けた売却活動が現在進行中であり、現段階では譲渡の完了時期および譲渡価額が確定していないためでございます。

このような状況下におきまして、ゼロフィールドを含めた従来の連結ベースでの予想、あるいは除外した予想のいずれを正式な予想として開示した場合であっても、投資家の皆様の適切な投資判断を誤らせてしまう懸念があると判断いたしました。

今後の対応につきましては、株式譲渡の諸条件が確定し、合理的な業績予想の算定が可能となった時点で、速やかに適時開示を行ってまいります。

なお、投資家の皆様に当社の本業であるコアビジネスの成長性や収益性を適切にご把握いただけるよう、次ページにおきまして、ゼロフィールドを非継続事業に分類することが確定した場合を想定した「AIソリューション事業」の参考数値を記載しております。

コア事業の具体的な見通しにつきまして、次ページにて詳しくご説明いたします。

こちらのページでは、投資家の皆様に今後のトリプルアイズの成長イメージをより具体的に持っていただくため、参考数値を提示させていただきます。

本株式譲渡に係る交渉が進捗し、今期末の時点で譲渡が完了、または1年以内に完了する可能性が非常に高いと認められる場合には、IFRS第5号に基づき、ゼロフィールド社が運営するGPUサーバー事業を「非継続事業」へと分類することを見込んでおります。仮にこれが確定した場合の、継続事業である『AIソリューション事業』の試算数値がこちらの表となります。

表を見ていただくと売上収益につきましては、前期比104.3%となる50億3,000万円を見込んでおります。内訳といたしましては、「AIインテグレーション・AIプロダクト」が34億円、「エンジニアリング」が16億5,000万円と、両輪での堅調な拡大を計画しております。

利益面に関しては営業利益につきましては前期比119.5%となる1億9,000万円と、売上の伸び率を大きく上回る利益成長を計画しております。この計画には、商流改善による更なる粗利率の向上を見込んでいるほか、人材投資・業績に応じた十分な決算賞与の支給、営業強化に関わる投資、自動車設計AIプロダクトに関する開発投資など、未来への成長投資をしっかりと織り込んだ上での増益計画となっております。

なお、当期利益につきましては、現段階で株式の譲渡価額が未定であるため、合理的な算定が困難として手続き上「未定」としております。

今回の決算発表を通じ、当社の進むべき未来はより明確になりました。より収益力を高めた『新生トリプルアイズ』として、『来期以降のAI社会実装ストーリー(デバイス・産業・人材)』を、ここからさらに迷いなく、全力で加速させてまいります。以降のスライドにて、そのAI社会実装ストーリーに関して詳しくご説明させていただきます。

こちらのページでは、当社の成長戦略の根幹であります『AI社会実装ストーリー』の進捗についてご説明いたします。

当社は「AIの社会実装」を掲げ、世の中が直面している「デバイス」「産業」「人材」という3つの高いハードルを同時に乗り越えるための一貫した成長ストーリーを、極めて速いスピードで推進してまいりました。

(1)誰でもAIにアクセスできる(デバイスのハードル)
1つ目は、スライド左側の「デバイスのハードル」の解消です。当社プラットフォーム『AIZE』があらゆるOSやマルチデバイスで動作する汎用的なAIインフラへと進化したことで、導入ハードルを極限まで引き下げております。サイオステクノロジー社やマネーフォワード社、そしてクロスキャット社の「CC-BizMate」など、有力プラットフォーマーとのAPI・サービス連携を立て続けに実現いたしました。また、『アルろく for LINE WORKS』におきましては、直近1年間で利用ID数が501%増と急拡大を記録しております。巨大な既存顧客チャネルへ当社のAI技術が標準実装されることで、強力なネットワーク外部性が働き、今後のID数拡大は非連続な成長軌道に入っております。

(2)どこでもAIを導入できる(産業のハードル)
2つ目は、中央の「産業のハードル」の克服です。多くのAIベンダーが汎用ツールの提供に留まる中、当社は高い信頼性と機密性が求められる「自動車・製造業などのレガシー産業」に深く入り込み、現場の実利に直結するDXを推進しております。BEX社との自動車設計自動化システムやローカル生成AIシステムの共同開発など、着実な成果を積み上げております。さらに、直近9月には大手エンタープライズ向けの営業・事業推進に強みを持つ新執行役員2名が就任し、大企業向けの開拓体制を一段と強化いたしました。

(3)AIを使いこなせる人をつくる(人材のハードル)
3つ目は、右側の最大の壁である「人材のハードル」です。昨今、「生成AIがエンジニアの仕事を奪う」「SaaSが不要になる」といった論調がメディアで聞かれますが、AI開発の最前線にいる当社の実感は全く逆です。生成AIの普及によって開発効率が飛躍的に上がった結果、「これまで工数やコストの面で諦めていた高度な機能開発やセキュリティ対策を行いたい」という需要が爆発しており、ハイエンドなAIエンジニアの価値はかつてないほど高まっております。また、当社が長年培ってきた「カメラ等のフィジカル(実空間)データを扱い、高いセキュリティが求められる画像認識・顔認証領域」は、純粋なWeb上ツールとは異なり、極めて参入障壁が高い領域です。だからこそ当社は、千葉大学や専門学校HALとの産学連携、そして次世代人材育成プラットフォーム『AT20』の展開を通じて、AIを自ら使いこなす人材を自社で育成・輩出するエコシステムを確立いたしました。これら「デバイス・産業・人材」の3つの打ち手を加速させ、『AI社会実装プラットフォーム・AIZE』を単なるソフトウェアから不可欠な社会インフラへと進化させることで、新生トリプルアイズの持続的な企業価値向上を実現してまいります。

株式会社トリプルアイズ:2026年8月期通期決算説明会文字起こし(5)に続く
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